第95回 外付けハードディスク(1/2)|MacFan

Mac Fanビギナーズ 教えて!Macのメカニズム

ハードウェアの構造、仕組みを知ろう!

第95回 外付けハードディスク(1/2)

文●吉田雷(MixtureScape)イラスト●吉永和夫

Macのストレージ容量をもっとも手軽に増やせる周辺機器が外付けハードディスクです。大容量のハードディスクが動く仕組みや選び方のコツを解説します。

重要なファイルを守る外付けハードディスク

ハードディスクドライブ(HDD、以下ハードディスク)は、金属またはガラス製の磁気を帯びたディスク(円盤、プラッタとも呼ぶ)に、データを記録するタイプのストレージ(補助記憶装置)です。磁気のプラスとマイナスがデジタルデータの最小単位である0と1のビットに対応し、ケース内のディスクを高速に回転させることで大量のデータの書き込みや読み出しを行っています。このディスクの面積や円盤の数、書き込む密度を高めることによって容量が増やせ、現在は数テラバイトという大容量のストレージも普及しています。

このハードディスクは、コンピュータ用のストレージとして長い歴史を持ち、現在もiMacやMacミニ、MacBookプロのローエンドモデルでは内蔵されています。その一方で、省電力や小型軽量が求められるモバイルMacでは、ハードディスクよりも高速に読み書きできて消費電力も少ないソリッドステートドライブ(SSD)が内蔵ストレージの主流になりつつあります。