クレジットカード業界と小規模金融、その未来はApple Payにあり!?|MacFan

Command+Eye

米国市場でなぜこれほどまでに受け入れられているのか、その秘密を解明

クレジットカード業界と小規模金融、その未来はApple Payにあり!?

文●松村太郎

2014年10月に米国でサービスを開始したアップル・ペイは、2015年7月に英国でもサービスを開始。現在カナダや中国、オーストラリアなどでも開始に向けた交渉が進んでいるという。アップル・ペイの仕組みから金融機関に受け入れられた理由を探り、また金融とITの領域についてレポートする。

高いユーザ満足度

アップル・ペイは、iPhone 6、6プラスに内蔵されている近距離無線通信方式のNFCと指紋認証のタッチIDを用いて、クレジットカードでの支払いを店頭やオンラインで行うことができる仕組みだ。

これまでクレジットカード利用者は、財布を取り出して、カードを抜き、手渡すか自分で読み取らせなければならなかった。アップル・ペイを利用すれば、店頭の端末にiPhoneをかざして、タッチIDで指紋認証をするだけでよくなる。また、アプリからの利用の場合、カード番号の入力が不要となり、配送先情報も含めて管理することができるメリットがある。

アップル・ペイの登録件数について、現在アップルはその数値を発表していないが、その手数料収入がアップル全体の業績に与える影響は軽微なものになるとみられている。しかし、アップルの屋台骨であるiPhoneの購買を促す材料として、アップル・ペイの存在は十分にその役割を担っている。




続きを読むためにはログインが必要です。
月額720円ですべてのコンテンツの閲覧が可能になります。
下のボタンより、お申込手続きを行ってください。

  • ログイン
  • 会員登録

同カテゴリ記事一覧