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愛犬との出会いと、別れ 下巻

【第5回】盲導犬リトリバーの里親に ― 盲導犬協会に連絡

2015.10.09 | 久根淑江

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盲導犬協会に連絡

 

 ハチの一周忌が過ぎると、ハチの供養に犬と人間のためになるようなことを少しでもしたいと私は考えるようになった。

 盲導犬の訓練は満一歳頃から始まるが、生後二、三ヵ月が過ぎると、訓練が始まるまでの十ヵ月ほどの期間、ボランティアの里親が預かって育てる。

 里親として育ててみたい気持ちは以前からあったが、預かる条件としては、その犬だけしか飼うことができず、当時、我が家には十七年近く一緒に暮らしている犬――ハチがいたので、それは叶えられなかった。しかし、一年前、その愛犬に死なれ、その資格ができたのだった。

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