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愛犬との出会いと、別れ 下巻

【第4回】ハチへの思い ― 残された犬小屋

2015.10.05 | 久根淑江

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残された犬小屋

 

 年が明けると、関西の動物レスキューから大型犬の里親を頼まれたが、私も高齢になり体力もなくなってきているので以前のように簡単に応じるわけにいかなかった。しかし、用意だけはしておこうと ハチがいなくなった後、空き家になっていた犬小屋の改修を始めた。

 今は私にも材料を仕入れるぐらいの時間の余裕ができたので、壁や床材は合板でなくすべて新品の木材であつらえ、屋根は波型のトタン屋根で覆い、腐蝕を防ぐため雨風の当たるところはニスも塗った。「ハウス!」と命じても入らなかったハチも、この小屋なら問題なく気に入ってくれただろう。

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