【第6回】盲導犬リトリバーの里親に ― 遠路はるばる我が家へ | マイナビブックス

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愛犬との出会いと、別れ 下巻

【第6回】盲導犬リトリバーの里親に ― 遠路はるばる我が家へ

2015.10.16 | 久根淑江

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遠路はるばる我が家へ

 

 クリスマスの季節になっていた。

 週末の昼過ぎ、女性の訓練士が盲導犬になる子犬を抱えて連れて来てくれた。体重は十五キロ、中型の成犬の大きさだが、子犬なのでヨチヨチした足取りだ。

 組み立てたケージに入れてみる。子犬を里親に届けるのは訓練士にとって快い仕事なのだそうだ。しかし、訓練を始める時期が近づき育った犬を里親の所へ引き取りに行くのは苦手とのこと。里親によっては育てた犬に思い入れが強く、簡単に引き離せられないこともあるという。

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