就活すごろく、上がりはイタリア 下
昭和の世界を駆け抜けた、ある女性の実話エッセイ
幼少期にピアニストを目指し、西洋に憧れを抱いていた昭和12年生まれの著者。音楽学校からオーケストラ入りし、プロの音楽家を目指していたはずが、イタリアで仕出し弁当屋を開業したり、パリの香水屋でバイトをしたり、レストランを開業したり、洋服を売ったりしながら通訳になって…。著者が体験した、イタリアと日本を行ったり来たりの体験談。音楽家にこだわらず、「私にできる仕事は何だろう?」と、次々と新しい仕事に挑戦していった、昭和の女性のノンフィクション作品です。次々と職業を変えていくさまは、まるですごろくのよう。果たして、彼女は幸せな「あがり」にたどり着けたのでしょうか?
2013年06月14日発売
367円(税込)
目次
第四章「なんでも屋」の頃
【第1回】どうして暮らしていく?
【第2回】恐怖のスッポン鍋
【第3回】また仕事を探して
【第4回】「鬱(うつ)」からぬけ出せ!
【第5回】私に出来る仕事って何だろう
第五章 「イタリア屋(副業を含む)」開店
【第6回】通訳第一号
【第7回】何? 今度は機械!
【第8回】洋服売りになる
【第9回】イタロにあやかれ!
【第10回】「皆様、ボンジョルノ」ガイド初挑戦
【第11回】ガイドの仕事とは
【第12回】彼らは日本の何に興味がある?
【第13回】苦肉の策、そうだ! 自前のプロンプターだ!
【第14回】失敗のワナは他にも…
【第15回】お客様々
【第16回】愛すべきバイオリニスト ウート
【第17回】ピアノのご機嫌は如何? ミケランジェリ
【第18回】そしてイタリア語の勉強は?
【第19回】ある失敗から学んで
【最終回】会社設立