本読み漂流記 ―思わぬ名作新発見 12選

目次
【第3回】落ちこぼれの笑い――「よじょう」
【第4回】中世と現代が響き合う――「首塚の上のアドバルーン」
【第5回】原作以上の〝らしさ〟――「おとしまえをつけろ」
【第6回】〝誇り〟のために生きる――「椿姫」
【第7回】シリーズの醍醐味を味わう――「リヴァイアサン号殺人事件」
【第8回】記憶の溶けゆくとき‥‥――「リサ伯母さん」
【第9回】ペンのナポレオンめざして――「パリの王様たち」
【第10回】想いの強さ、ことばの勁さ――「わんぱく時代」
【第11回】真実は追憶のうちに――「死の都ブリュージュ」
【最終回】旅のおわり、回想のはじまり――「おわりの雪」
著者プロフィール
一九五二年東京生まれ、水瓶座。
早大卒後、七五年より出版社勤務。
二〇一二年退職後、小説・エッセイなど本格的に執筆活動を開始。
現在パリに長期滞在中。