本読み漂流記 ―思わぬ名作新発見 12選 | マイナビブックス

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本読み漂流記 ―思わぬ名作新発見 12選

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本に精通した著者が厳選した、お勧めの名書12冊

半世紀以上「本」とかかわってきた著者が、「本」の大海へ。もう少し読まれてもいいと思える作品、これからも息長く読み継がれて欲しいもの――を求め、12の名作を厳選しました。 大家の想いの籠もった名品から日本文学のロシア人研究者による推理小説、フランス現代の生活を映す作品から人情の機微を描いた時代物、自由自在融通無碍、手当たり次第、気分のおもむくまま、無手勝流に、ベストセラーや話題作とはひと味異なるものを。

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目次

 

【第1回】「江戸」終焉の苦み――「坊っちゃん」

【第2回】原語のリズムを伝えて――「待ち合わせ」

【第3回】落ちこぼれの笑い――「よじょう」
【第4回】中世と現代が響き合う――「首塚の上のアドバルーン」
【第5回】原作以上の〝らしさ〟――「おとしまえをつけろ」
【第6回】〝誇り〟のために生きる――「椿姫」
【第7回】シリーズの醍醐味を味わう――「リヴァイアサン号殺人事件」
【第8回】記憶の溶けゆくとき‥‥――「リサ伯母さん」
【第9回】ペンのナポレオンめざして――「パリの王様たち」
【第10回】想いの強さ、ことばの勁さ――「わんぱく時代」
【第11回】真実は追憶のうちに――「死の都ブリュージュ」
【最終回】旅のおわり、回想のはじまり――「おわりの雪」

 

おおしましん

おおしま伸

一九五二年東京生まれ、水瓶座。
早大卒後、七五年より出版社勤務。
二〇一二年退職後、小説・エッセイなど本格的に執筆活動を開始。
現在パリに長期滞在中。