2018.03.13
はちえん流 わかりやすくて実践的な動画集客セミナー 中小企業がいますぐ取り組むべきノウハウを伝授
本特集で動画マーケティング指南をしてくださっている、はちえん先生こと坂田誠さん。普段行っているセミナーではどのようなことを教え、どんな方が参加しているのか、のぞいてきた。
はちえん先生こと坂田誠さんは、全国の商工会議所などを飛び回り、中小企業向けのマーケティング講座を多数行っている。今回取材にうかがったのは、1月16日に名古屋で開催された「2018年版YouTube&Instagram最新動画集客術」。平日の夜にも関わらず、さまざまな職種の方たちが参加していました。話を聞いてみると、そのほとんどが以前から坂田さんの講座に参加している常連の方ばかり。すでにSNSなどで動画を活用し、大きな成果を上げている方も少なくないそうです。
講義の冒頭では、動画を置くメディアは、YouTubeなどのコンテンツが蓄積される「ストック型」とSNSなどのコンテンツがタイムラインを流れていく「フロー型」の2種類があることが説明されました。そのどちらをやればよいのでしょうか? 答えは「どちらもやるべき」。なぜなら、それぞれに違ったメリットがあるからです。坂田さん曰く、フロー型メディアで動画に取り組んでいる人で、ストック型メディアをやっていない人が多いとのこと。このように、具体的かつシンプルな説明で、次々と押さえるべきポイントが語られていました。
動画制作はすぐにできる
動画を活用した集客術のノウハウ(P014~021を参照)をひととおり語った後、トレンドのサービスやアプリを、その場で実演しながら解説しました。
まずは、注目されている「Instagram Stories」。投稿後に24時間で消え、投稿履歴も残らないので、インスタ映えするビジュアルにこだわらなくていいのが特徴です。テスト的な投稿、人柄を感じる投稿、告知的な情報などに適しているとのこと。
動画制作用のアプリとしては、「Hyperlapse」と「Clips」を取り上げました。前者は、早送りの動画を撮ることができるもの。後者は手軽に動画編集ができるアプリで、正方形サイズであることが特徴です。目の前で撮影や文字を入れるといった動画編集作業を行っていくことで、iPhone1台で動画の撮影から編集まで、いかに手軽に行えるかを見せていきました。
明日から始めよう
それでも動画コンテンツはハードルが高いと感じるのか、坂田さんのセミナーに参加したものの、実際には始めないという人も少なくないそうです。必ず効果が出るのに、やらないなんてもったいない、とも。最初から「ハイクオリティでユーザーの心に響く動画を」とこだわりすぎると、なかなか一歩を踏み出せません。まずは何でもよいから始めてみれば、続けていくうちにどんな動画が受けるのかが見えてきて、徐々に認知度が上がっていくというものです。
セミナーの締めの一言は、「成功者は翌日」。せっかく今日学んだのだから、明日から始めてくださいということです。世の中全員が動画マーケティングをやり始めてしまったら、差をつけるのが難しくなります。やらない人がいるおかげで、効果を出しやすいとも言えます。あなたはやる人になりますか、それともやらない人でい続けるのでしょうか?