2015.12.13
ニュース&インフォ Web Designing 2015年12月号
60年にわたるオノ・ヨーコの独創的な創造活動を、出身地・東京の文脈で再考する オノ・ヨーコ|私の窓から
長きにわたり多彩な分野で異なるものをつなぎ、新たな回路を作ってきたオノ・ヨーコ。これまで主に戦後アメリカ美術のなかで語られてきたオノの活動を、出身地である東京という都市の文脈で再考する個展が開催されている。 アーティストとしての活動を開始するまでのオノを育んだものや初期の活動、1950~70年代の東京での活動、近年の作品を通して、「近代と現代」「欧州と日本と米国」「美術と音楽と文学」「前衛とポピュラーカルチャー」、そして「社会と個人」をつなぐ独創的な創造活動を紹介。オノは独自の詩のあり方を核とするコンセプチュアルアートの先駆者として、社会のシリアスな課題を、ユーモアにあふれるアプローチで多くの人に向けて発信してきた。本展では、戦前にすでに充分に国際化していた東京を起点に育まれたその軌跡を、今日的視点から辿る絶好の機会となる。
●会期:2016年2月14日(日)まで
時間:10:00~18:00
入場料:一般1,200円、大学生・65歳以上900円、中高生700円
会場:東京都現代美術館(東京・清澄白河)