2019.07.04
継続的な運営ができるチームを作ろう つくった後のことも考えて
Illustration: 鈴木海太
[組織構築・運営1]
影響範囲の事前確認で失敗を防ぐ!
・他部署から動画なんてと怒られた…
・足を引っ張られているような気がする…
規模の大きな企業は特に要注意
動画施策を成功させるためにはもう一つ、重要な側面があります。それは「人」です。というのも、動画でマーケティングを行う際には、実に多くの人が関わることになるからです。そうした人たちの理解・協力を得て初めて動画施策はうまくいくのです。
企業規模が大きくなればなるほどその範囲は広がっていきます。例えば広告担当、Webマーケティング担当、SNS担当、Google Analytics(GA)などの計測担当、EC担当(場合によってはAmazon担当、楽天担当と細分化していることも)、さらには営業や実店舗の担当者が施策に関わることもあり、そこに動画の制作を担当する制作会社やWebの制作会社が関わってきます。
目的やターゲットを共有できているか
問題の一つは、そうしたすべての人たちに、情報がきちんと行き渡っているのかという問題。例えば動画を活用して計測をしたいのに、GA担当者に話が伝わっていなかったとか、SNS広告に動画を投稿するのに、肝心のSNS担当がその意図を理解していなかったとか、さらには実店舗を巻き込んだ動画施策を行うのに実施の直前になっても店舗の担当者に話が通っていなかったなどといったことが実際にあります。
動画施策の計画を進める際には誰がこの計画に関わることになるのか、その影響範囲はどこまで及ぶことになるのか、まずはその点を明確にすることです。その上で動画を利用する目的や狙い、施策実施する期間などについてしっかりと意思疎通をはかっておく必要があります。