2019.06.19
特別企画 [PR] Web Designing 2019年8月号
Vol.03 背伸びしすぎない。長所も短所も伝えること ワタシの兵法 ― 市場を知り己を知れば転職危うからず! ―
今回登場する勝木幸子さんは、決して強い転職希望があったわけではないと言う。一方で、「デザイナードラフト(DESIGNER DRAFT)」という、会社側が自分のことをきちんと評価した上で、声をかけてくる仕組みに興味を持って登録。新天地LIGに巡りあうこととなった軌跡をうかがった。
Photo:黒田 彰
勝木 幸子
株式会社LIG Web事業部 デザイナー
「私を知ってくれた状態で、進めていける仕組みが嬉しい」
開口一番「転職希望組ではなかったんです」という驚きの声が。勝木さんは、東京都内のWeb制作会社で6年半、企画やデザインからコーディングまでの実装全体を手がけていた。今も交流があるという好きな会社から、なぜ転職となったのか?
「実は正式公開前からこのサービスを知っており、会社側が先に年収を提示してデザイナーを指名する仕組みに興味を覚えて、周りのデザイナーたちと一緒に試しに事前登録をしてみたのです。どうせ登録するなら、と実績を単に載せるのではなく、完成に至るまでの意図や自らの狙いが伝わるポートフォリオをつくりました」
強いて希望を挙げるなら、今まで働いたことがない「規模の大きな会社だと、どういう働き方になるのか?」という興味はあったそうだ。
「オファーがありながら会わずにいましたが、3回目のドラフト会議後に一度くらいは、と数社と会ってみました。互いに“初めまして”という状態でなく“ある程度知った状態で会えてフェアな仕組み!”と実感しました」
その中の1社がLIGだったのだ。
肝は長所も短所も隠さない!採用側とのミスマッチも軽減
引き続き話をうかがうと、「LIGのような受託制作が得意な会社が求めるのは、課題の本質を射抜くアイデアにたどりつける人物」だと語る。
「それらしく整える職人的なレイアウト力や作品を説明する能力は、キャリアを重ねれば自然と身についても、深い思考力を備えたデザイナーにはなかなか出会えません。綺麗に取り繕ったポートフォリオよりも、独自の思考過程や制作のプロセスを生のまま吐き出したような資料の方が、自分の魅力を正しく伝えられることもあります。デザインの意図が伝わるポートフォリオだと、将来的にどんな可能性を秘めたデザイナーであるのか企業も想像しやすいです。あとは“これは苦手な分野です”と短所にも触れておくと、ミスマッチなく声がかかりやすくなると思います」
企画協力:株式会社リブセンス