▲頼本－△大島戦は15時８分、118手で大島女流初段が勝ち、２回戦進出を決めました。消費時間は、☗頼本１時間46分、☖大島２時間40分（持ち時間は各３時間）。次戦の相手は里見香奈女流五冠です。

（牛蒡）

いよいよ最終盤。頼本女流初段は玉頭から迫りました。図で先手玉はまだ詰めろではないので、何かひねり出したいところですが、６六馬の守りが強く、後手の攻めの速さに対抗するのは難しい状況です。

（頼本女流初段は苦しい状況に追い込まれた）

（牛蒡）

図は後手が８筋方面を突破し、先手が玉頭攻めに出た局面。大島女流初段は冷静に△２四銀と受けました。玉頭のキズを手当てすれば、じっくりとした攻めも間に合いそう。攻防ともに隙のなし指し回しに強さを感じます。大島女流初段が全棋戦通じて初のベスト８入りに近づいています。

（大島女流初段が快調に指し回している）

（牛蒡）

（手番は大島女流初段）

（指し手を待つ頼本女流初段）

 

 

 

（再開からしばらくして△８七飛成が指された）

（牛蒡）

図の局面で大島女流初段が22分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。ここまでの消費時間は、▲１時間分、△大島56分。大島女流初段の出前注文は「冷やしわかめうどん、少なめ」（ほそ島や）。頼本女流初段の注文はありませんでした。

（昼食休憩中の対局室）

（局面は後手＝写真上側が優勢）

（牛蒡）