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マイナビ将棋書籍をタダで手に入れる方法 ~7月のアンケート結果発表~

2016.08.05 | 島田修二

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こんにちは。
周りの人がマイナビ女子オープンの配布資料作成に追われているのを横目にトライボーディアンに向けてリバーシを鍛えている編集部の島田です。

マイナビ女子オープンの観戦チケットは皆さん手に入れましたか?本番の13日まであと少しですので、まだの方は以下のページからお早めにどうぞ。
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/10th/sp01/


さて、本日は月初め恒例のアンケート結果の発表をさせていただきたいと思います。
今月もたくさんのご応募、誠にありがとうございました。

まず、いつも質問させていただいている「こんな本が出たら読みたい!という本は?」からいきたいと思います。今回、私的に気になったのは以下の企画です。


・角頭歩について一冊丸々書いた本
・中飛車左穴熊破り破り
・佐藤天彦名人の講座による横歩取りの戦術書
・無仕掛図式集


角頭歩」は最近にわかに注目されている戦法ですよね。鈴木大介先生や黒沢先生が指されています。やろうと思えばそうなる。自分から仕掛けられる。相手をびっくりさせる、などなど、アマチュアにも向いている戦法だと思います。

中飛車左穴熊破りについては先日発売された藤森先生の「藤森流中飛車左穴熊破り」がアマゾンなどでも高い評価をいただいています。なにしろ10個も対策が書いてありますからね。これは今泉先生も黙っていない?かもしれません。
中飛車左穴熊破りに続いて、中飛車左穴熊破り破り、さらに中飛車左穴熊破り破り破り・・・と続いていけば企画に困ることはありませんね。

天彦名人の横歩取り・・・これは今すべての将棋ファンが読みたい本ですよね。みんな読みたがっている本、これをやらなきゃ編集者の名が廃る、ということで頑張ってみようと思います。

無仕掛図式って、自分の駒が盤上にないやつですよね?考えるのがつらすぎて泣いちゃいそうです。でも確かに読む力は相当つきそうですね。


他にもたくさんの参考になるご意見をいただきました。誠にありがとうございました。
今後の書籍づくりの参考にしたいと思います。


さて、引き続き毎月恒例の好きな棋士ランキングにいきたいと思います。
早速男性棋士から見ていきましょう。


1位 羽生善治
2位 藤井猛
3位 渡辺明
4位 谷川浩司
5位 久保利明、木村一基

羽生先生は名人は奪われましたが棋聖はフルセットの末防衛されました。やっぱ羽生先生強え、と思ったのは私だけではないでしょう。木村先生との王位戦も一局一局見逃せません。


続いて女流棋士です。


1位 里見香奈
2位 室谷由紀
3位 藤田綾
4位 清水市代
5位 香川愛生


1位は大差で里見先生でした。ちなみにマイナビ女子オープン一斉予選に来ていただければ生で里見先生の対局を観ることができます。しかも1回戦の相手は矢内先生。矢内VS里見といえば、レディースオープントーナメントを思い出します(古いか?)。
対局スポンサーもこの対局が一番応募が多いそうな。対局スポンサーになれば二人の間に入って3ショットが撮れる上にいい席で対局を観ることができます。


さてさて、続いては今回のアンケートの追加質問行ってみましょう。
今回は「今までに解いた詰将棋の最長手数は?」という項目を入れさせていただきました。結果は以下のようになりました。

1位 11~19手
2位 9手以下
3位 21~29手


11手、13手くらいが多かったです。やっぱりその辺が常人の限界ですよね。安心しました。しかし、中にはツワモノもいらっしゃいまして、

・517手(詰パラの大学院で出題された超長編)
・73手
・71手ぐらい?(以前将棋世界で谷川先生作として載っていたもの)

すごい人がいるんですね~。怖いです。

将棋年鑑の棋士アンケートでも同じ質問をしたんですが、さすがプロ棋士、現在の最長手数であるところの1525手を答えた方が何人もいらっしゃいました。ちなみに羽生先生と森内先生の答えは611手。これはきっと看寿の「寿」ですね。

実戦では3手先も読めないのに、というか将棋の一局が120手くらいなのに、600手とか1500手とかあり得ないです。怖いです。

でも20手を超える詰将棋も死ぬまでに一度は解きたいな、と思う2016年の夏でした。


と、いうわけで8月のアンケートはすでに始まっております!!

今回は追加の質問で「将棋をやっていて自己嫌悪に陥るときは?」という項目を入れさせていただきました。

1ヶ月後に私的に一番共感したものを「将棋自己嫌悪あるある大賞」として発表して、お送りいただいた方に新刊書籍「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」を一部進呈したいと思います。


ちなみに、私の将棋自己嫌悪あるあるは

・間違って詰む方に逃げてしまった時
・初手から▲7六歩△3四歩▲6八銀と指してしまった時

以上です。

きっと皆さんも将棋で自己嫌悪に陥ったことがあるはず。そんな悲しいお話をたくさんお聞かせいただければ幸いです。

→8月のアンケートはこちら!


それでは皆さん、今週もよい週末将棋ライフを!!