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超お得な電子書籍フェア、本当に読むべきはこの本だ!

2015.10.14 | 米澤孝至

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「カニは鍋派」の米澤です。
衣替えもし、こないだはカニも食べたし(安物だけどおいしかった)、あとはじっくり本を読んで秋を堪能したい限りです。

そんな秋めいてきた今日この頃、実は囲碁・将棋の電子書籍計110タイトルが20%オフで売っております。

マイナビ電子書籍 秋の囲碁・将棋祭り

どの本も読んでほしいというのが本音ですが、その中でも特にオススメの本を、編集部員として真剣に選んでみました。


☆定跡の勉強をするならまずはコレ!

今回のフェアは文庫本のフェアです。
元々、文庫本は電子書籍だと1000円未満のためセール中は非常に安く買えて良いのですが、一つ問題があります。

文庫本って、戦術書がないんですよ。

問題形式の本が多いわけです。
ただ、ここを読んでいる方の多くは普段戦術書を読んでいると容易に予測できます。
ジレンマ。

これを解決するのが
「ひと目の中飛車」
「ひと目の石田流」
「ひと目の角換わり」

という、長岡裕也五段の「ひと目シリーズ」です。

定跡のポイントを次の一手形式しており、楽しく問題を解きながら定跡の勉強ができてしまいます。

担当者として超真面目にコメントしますと、幅広い棋力の方におすすめできる良書です。
「定跡を読むのがつらい、まだ定跡書には手を出せない初級~上級者」
「定跡の復習がしたい、得意戦型以外の勉強もしたい有段者~高段者」

に特におすすめです。




☆詰将棋をどんどん解きたい人はコレ!


詰将棋の書籍は数多くあるので、中でも特徴的な書籍をご紹介します。

詰将棋は、じっくり考えて鍛えたい人と、どんどん解いて手筋を覚えたい人など、さまざまいるのではと最近思うのですが、「どんどん派」におすすめがこの一冊。
本間博六段「解いてスッキリ! 3手5手の詰将棋」です。

私は詰将棋が苦手で、例えば盤面に駒がたくさん並んでいる詰将棋がありますよね。
ああいうのを見ると思わず「うっ」と声が出たりするほどですが、本書はまず目に優しい。
問題図は全て配置駒5枚以内で作られたシンプルなものばかりです。
こういうコンセプトで作られている詰将棋本って、珍しいですよね。

収録された180問はただシンプルなだけでなく、終盤の基本手筋が凝縮されていますので、終盤力向上間違いなしの一冊です。



☆じっくり考えこみたい方はコレ!

さて、今度は逆に考えこみたい派におすすめの一冊。
武市三郎七段「終盤が強くなる 1手・3手必至」です。

「1手とかナメとんのか?」と思った方もいるかもしれませんが、「1手詰」との難易度は段違い。
1手考えるだけではなく、その先の長い詰みまで考えなきゃいけないこともあります。
下のリンクから商品ページに行けるので、まずはカバーの問題を考えてみてください。
そう簡単ではないのです。

一応、本書は必至問題に不慣れな方を想定して、やさしい問題から始まります。
しかし有段者の方も多少手こずることがあるのではないかと予想します。

正解手順を考えるだけでなく、細かい変化や、配置駒の意味まで考えると、かなりじっくり考え込めるコスパの良い一冊だと思います。
脳みそに汗かきます。
コスパ重視の方にもオススメです。

ちなみに今日、偶然、武市先生とやり取りをしまして。
その際に本書の在庫を調べたのですが、本書は在庫が枯渇しつつあるので電子での購入を強くオススメいたします。
品切れがないのも、電子書籍のいいところですね。



☆最後に


今日紹介した本を数ページ、公開しておきますので気になる方はぜひ読んでみてください。
ではでは。

・ひと目の中飛車
序盤の超基本的、だけど知らないと困るような手順も解説いています。




・ひと目の角換わり(ひと目の石田流は省略)
知らないと指せない高級手筋や最新形もあるよ!




・解いてスッキリ! 3手5手の詰将棋
序章「詰将棋上達のコツ」は必読!




・終盤が強くなる 1手・3手必至
1手必至だと思って油断すると間違えがち?