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マイナビ将棋書籍をタダで手に入れる方法 ~6月のアンケート結果発表~

2016.07.13 | 島田修二

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こんにちは。
チャレンジマッチが終わり、今度は一斉予選の準備をおもむろに始めた編集部の島田です。


気がつけば7月も12日になってしまいました。遅ればせながら6月のアンケート結果発表いきます。
今回もたくさんのご応募、誠にありがとうございました。

まず、毎月聞いている「こんな本がでたら読みたい!という本は?」の質問で、今回私的に気になったのは以下のものです。


・横歩取り青野流の最新の研究が知りたい。
・対矢倉左美濃急戦の本(最近、この戦法が流行っていますよね)
・将棋の勉強法
・ノーマル四間飛車党が知っておくべきB級戦法対策105



それぞれ実に興味深いテーマです。青野流、アリですかね?以前から企画案の一つとして挙がってはいるんですが、そうこうしているうちにあまり指されなくなってしまいました。

といいながら、ふとしたときに大きな対局で指されると「やっぱりありか!?」と思ったりして逡巡しています。みなさん、青野流の本が出たら買いますか?

矢倉左美濃急戦」。今この戦法に注目してなかったら編集者やめたほうがいいですよね。もちろん私も注目してます(と、言いつつ最近知ったんですが)。これに関してはそのうち良い報告ができる気がします。フフフ・・・。

将棋の勉強法、これもいつも寄せられているご意見です。ニーズがある割にこのジャンルの本は少ないです。誰かいい書き手がいればいいんでしょうが・・・。考えてみます。

ノーマル四間飛車党が知っておくべきB級戦法対策105」とは。私好みの素晴らしいタイトル案まで考えていただいてありがとうございます。ノーマル四間飛車にはあの手この手いろんな対策がありますから、これはありですね。


いつも良い企画案を送っていただいてありがとうございます。皆さんのご意見を参考に期待に添える書籍を作っていきたいと思います。


さてさて、続いては毎月恒例の人気棋士ランキングいってみましょう。

まずは男性棋士から

1位 羽生善治
2位 藤井猛
3位 渡辺明
4位 佐藤康光
5位 谷川浩司、久保利明、木村一基



顔ぶれはいつもどおりでしょうか。羽生先生と木村先生のタイトル戦は大注目です。と、いうか今年の羽生先生の動向には全将棋ファンが注目しているところですよね。

続いて、女流棋士いってみましょう。

1位 里見香奈
2位 室谷由紀
3位 清水市代
4位 香川愛生
5位 藤田綾


前回室谷先生が初の1位となりましたが、今回はまた里見先生が1位に返り咲きました。将棋年鑑特集で見せた将棋に対する純粋な姿勢に、またファンが増えるような気がしています。かくいう私もその一人です。

と、いうわけでランキング発表は以上です。

さてさて、続きましては先月の追加質問「序盤、中盤、終盤のうち、一番苦手なのは?」に対する回答をランキング形式で見てみたいと思います。

結果はこうなりました。

1位 終盤
2位 中盤
3位 序盤


終盤が苦手、という方が最も多かったです。理由としては大きく分けて

・逆転負けが多いから
・時間が無くなって焦るから


という2つがあるようです。確かにせっかく優勢だったのに終盤でひっくり返されると泣きそうになります。将棋ファンなら誰もが経験することですよね。
時間がなくて焦る、というのもよく分かります。私はむしろそれが楽しいと思うんですが。

逆転負けしない指し方」「10秒で急所を見極める終盤の技術」といった企画がありえそうです。


次に多かったのが中盤です。理由はみなさんほぼ共通しているようです。

・中盤の指し手が広いところでだいたい悪手が出る
・仕掛けからの分かれが一段落して、少し良いかな、というような局面でいつも間違える
・指したい手がなくなったあとにいつも困る
・有力手がいくつかあってどれがいいかわからないとき、具体的にどう指していいかわからないときがあって難しい。
・ポイントがわからない
・どうやったら鍛えられるのか分からない


序盤は定跡があり、終盤は相手玉を詰ますという明快な目的がありますが、中盤には駒得する、駒の効率を良くする、玉を固める、相手の形を崩す、などなど、目的が一つに定まっていないため難しいということなのだと思います。

将棋・中盤の考え方」「攻めと守りの判断法」といった書籍が求められているように思います。

ご意見は大変参考になりました。今後の書籍づくりに生かして参ります。
ありがとうございました。


と、いうわけで7月のアンケートはもう始まっています!!

告知が遅れまして失礼しました。


今回は新たに「今までに解いた詰将棋の最長手数は?」という質問を入れてみました。
これは今年の将棋年鑑の棋士アンケートにも出した質問で、羽生先生、森内先生は611手。佐藤康光先生は1519手でした。

1519手と聞いて、「改良前のあれね」と思えた人はかなりの詰将棋通です。

ちなみに私は13手くらいかな、と思います。この辺がきっと一番多いはず。
1525手と答える強者がいることを期待しています。

それでは、今月もたくさんのご応募お待ちしております。
皆様、宜しくお願いいたします。

→7月のアンケートはこちら!