みなさんこんにちは。
今日なぜか部長に台所用のポリ袋(100枚入り)をもらった島田です。
部長は何かと買い間違えたらしいんですが、何と間違えたかは今をもって謎のままです。
気を取り直して、今日は発売が来週の火曜日に迫った山崎先生の新刊「山崎隆之の一手損角換わり」を紹介させていただきます。
一手損角換わりに相腰掛け銀は一手損側(後手)が有利、これが前提です。
そして先手は腰掛け銀をやめて早繰り銀で対抗、早繰り銀は一手損の天敵。
ふむふむ。
一手損対早繰り銀の基本形はこんな感じです。
ここから△5四銀に▲3五歩△同歩▲同銀が当然の仕掛け。
先手に銀をさばかせた代償に後手が右の銀を△4五銀と進出させたのが下図で、これは現在進行形で詰みまで研究されている変化、だそうです。
この△4五銀では△3六歩、△3三桂、△6五歩もそれぞれ有力とのこと。
確かにそれぞれ有力そうです。
なんですが、私が今日言いたいのはこんな難しいことではないんです。
恥ずかしながら私、普通の角換わりでも早繰り銀をよく使ってたんですが、その場合だいたい後手の飛車先の歩も五段目まできてて、下図のような感じになってるんですよね。
ここで▲3五歩△同歩▲同銀とすると、△8六歩▲同歩△8五歩!という例の十字飛車狙いの継ぎ歩攻めが炸裂!
いつもこれにやられておりました。
今日隣の哲ちゃんこと藤原にこの悩みを相談したところ、「だから角換わりには早繰り銀ができなくて、一手損だとできるんですよね。大前提ですよ」と言われてしまったんです。
大前提。
知らなかった・・・・・・・。
いいよいいよ。俺なんか。
と思ったんですが、そこで疑問に思った私。
それなら一手損に対する早繰り銀の下図で
ここで△8五歩▲7七銀△5四銀とすればいいじゃない。どうなのよと。
しかしかかし。
このタイミングでの△8五歩には▲7七銀と受けてくれなくて、いきなり▲3五歩△同歩▲同銀と仕掛けられてしまうんだそうな・・・。以下△8六歩▲同歩△同飛▲3四歩△5五角▲3三歩成△2八角成▲3二と。という変化が所司先生の本に載ってました。げに難しきは一手損の世界。
本当は本に出てくる「先手の早繰り銀には相早繰り銀で対抗すべし」という山崎先生のありがたい教えを紹介しようと思ったんですが、その3歩くらい手前で終わってしまいました。無念です。
続きは書籍でお楽しみください。発売は8月18日(火)です!