渡部記者の将棋三昧@アマ竜王戦こぼれ話 | マイナビブックス

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週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@アマ竜王戦こぼれ話

2015.07.09 | 

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・前夜祭前の受付でのこと。大会の受付は連盟の方々。「取材ですか?」はお約束の挨拶です。その後部屋に戻り、再度降りるためエレベーターに乗ろうとしたら見たことのある方が。竜王でした。「代表ですか。おめでとうございます」といつものように早口でお話しました。
・前夜祭にて会長にご挨拶。「ふふふ、こうして対局者としての気持ちを体験するのも大切なことだと思います」と褒めてもらいました。壇上での挨拶で「久しぶりに代表になれたのは谷川浩司全集を並べたおかげです」と言うつもりだったのを忘れたのが残念です。次の全国大会で言おう。
・例年おとなしい挨拶が多かったのですが、今回は面白い方が多かった。
和歌山代表のしらわた氏は例によってハッシーネタ。
三重代表の生川くん(高校生)「自分では若いつもりだったのですが、相手が年下でした」。
相手の最年少茨城代表天野倉くん「最年少ということで取材して下さい!」。私から週将、世界には伝えました。
2人と一緒になった鹿児島代表鮎川さん「ブロックの3人の年齢を合わせても私には遠く及ばない」
愛知代表の小笠原さんは競馬の予想家で本を出しているとのこと。渡辺明竜王のころだったら絶対興味を持ったでしょうとの声。
某地区代表の方「引きこもりで久しぶりに外出しました」
ほか大阪代表のぎょりんことやましんさん、前竜王の下平さんも面白い挨拶でした。
・終わった後はロビーで各地区代表とお話しの続き。全国大会交流の醍醐味です。将棋を指している方もいて「若いな~」と思うのは私だけでしょうか。前竜王から「大会で逆転負けをしないコツ」を教えてもらいました。ちなみに翌日の予選1回戦でそれを心掛けたらとんでもなくひどい手を指しました(笑)。実力、棋風に見合わないことをぶっつけ本番でやるものではなかったかも。
・大会後の打ち上げは暇そうな選手を手当たり次第声を掛けました。終わった後Oさんが「久しぶりに六本木行きたい!と。Yさん、ライターのSさんともども、ご一緒させていただきました。六本木初めてでしたが、すごい値段でしたね^^;全額ご馳走していただきましたが。
ラウンジ?なるものに入ったのですが、女の子に我々が将棋の集まりであると、一発で当てられました。何でも「将棋やるお客さんと雰囲気似てる!」とのことでした。写真を見せてもらったら、知ってる人で仕事先にもいらっしゃる方のようで。六本木の女性は見る目がすごいのか、将棋強い人はプロアマ問わず出ている雰囲気が似てるのか、よくわかりません。
・大会翌日は社団戦。Yさんが初めて出場するというので会場まで案内。あまりの人の多さに驚いていました。昼休憩を利用し、アマ竜王戦の途中経過とOさんに前日のお礼を言いに会場へ。せっかくの機会なのでOさんも社団戦の方に案内しました。他チームで出場する機会も貰えたそうで、楽しんでいただきよかったです。ちなみに自分は前日のダメージが尾を引いてか、へっぽこな内容で2勝2敗でした。
 
 毎回情けない結果で史上最弱の埼玉代表ですが、交流面では誰よりも積極的にできたかな、と思います。「渡部さんのおかげで楽しめました」との声もいただき、また全国に出たいと思えました。埼玉県大会を勝ち抜くのはかなり大変ですが、またミラクルを起こせればと。
 全国大会もですが、こうして各地に友人ができるとアマ王将戦の遠征も楽しくなるんですよね。秋の将棋旅行も対局に交流に頑張ります。