雨宮編集長のコゴト@チャレンジマッチ | マイナビブックス

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雨宮編集長のコゴト@チャレンジマッチ

2015.05.23 | 週刊将棋編集部

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 マイナビ女子オープンは第8期が終わり、第9期チャレンジマッチの参加者募集が始まっています。

 チャレンジマッチ--。
 第4期からスタートしたこの予備予選は、アマチュアにとっては夢のシステム、プロの女流棋士にとっては鬼のシステムです。
 アマは初段以上の棋力があれば、誰でも参加できます。組み合わせ次第で女流棋士と何番も対戦できますし、女王への道はプロと等しく続いています。しかも参加費無料!
 プロは3期連続で予選1回戦で敗退するとチャレンジマッチからの出場になります。勝ち抜けなければ、次の期もチャレンジマッチから。勝ち抜いても予選で初戦負けだとチャレンジマッチに逆戻りです。他棋戦の成績は関係ありません。蟻地獄のようなシステムです。

 筆者はこのシステムの創設に関わりました。「オープン」を標榜するからには、こういうシステムが必要だと思っていましたし、何よりもアマチュアのレベルアップが創設を後押ししました。
 もちろんプロにとっては過酷なシステムですし、賛否があることは承知の上です。どの棋戦でも取り入れるべきだなどとは、まったく考えていません。ただ、結果的にプロのレベルアップにもつながると信じています。

 筆者はチャレンジマッチも一斉予選も、実は通して観戦したことがありません。開催する土曜日が週刊将棋の最終校了・印刷日にあたっているので、そちらの業務が優先だからです。見本が届いて会場に行くころには、もう最後の対局をやっている時間になってしまいます。
 アマチュアを寄せ付けないプロの貫禄を見たいし、プロを蹴散らすスーパーアマチュアも見たい!

 もし、お知り合いで出場を考えている、あるいは迷っている女性がいたら、ぜひ背中を押してあげてください。参加申し込みはこちらで。


写真は昨年のチャレンジマッチを通過した11人。