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新刊「早指しの極意」 ~終盤は手堅く~

2015.03.12 | 藤原 哲

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皆さんこんにちは。編集部の藤原です。
そろそろ暖かくなってきたかなと思いきや、また寒くなってきました。
雪が降ったところもあるようで、まだまだ春は遠そうです。


今日は大平五段著の「早指しの極意」を紹介していきます。

まずはこちらの図面をご覧ください。

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後手が△6六同歩と金を取ってきた局面。後手陣はまだ銀冠が健在で先手不利に見えますが、実際は2一桂が遊んでいるなど考慮すると先手がやや指しやすい局面。

ただここで方針を誤ると、先手が不利になる順があちらこちらに潜んでいます。
こういった「少し形勢は良さそうだけど、何を指したらいいのか分からない局面」というのはけっこう実戦でも遭遇することが多いのではないでしょうか。
この局面も攻めにいくのか、はたまたそれとも受けに回るのがいいのか。悩ましいところですが、 この本は”早指し”がテーマということで直感で見えた手をお答えください。




先に答えから言うと受ける手が正解なのですが、まずは攻める手から見ていきます。
攻める手となると▲4五桂が目に付きますが、これは△6三金寄と逃げられ、以下▲4四角は△4二飛。▲5三銀は飛車を逃げられて攻めがあまりうまくいっていない印象。▲4五桂で▲3一角もやはり△6三金寄があります。
やはり後手の囲いが堅くそう簡単には寄らないようです。

201503122019_2-320x0.png

となると受けに回るのが良さそうですがどこを受けるのが良いのか?
先手陣で気になるのは6七の地点で、次にすぐ△6七金と打ち込まれても嫌な局面です。受け方としては▲7九桂もありますが、これでは7筋が壁になってしまいます。

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正解は▲7六銀打と銀を重ねて打つ手

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△6七金を防ぎながら▲6五桂の攻めも見せている一石二鳥の手です。先ほどの▲7九桂と受けた局面と比べると違いが分かりやすいかと思います。これで先手陣は見違えるようにしっかりしました。ちなみにこの問題のタイトルは「終盤は手堅く、少し多めに受ける」。持駒を投入してでも確実な勝ち方を目指す手が正解でした。

この本では他にも局面の捉え方やテクニックが紹介されています。
持ち時間短い中でどのように指せばいいのかをぜひこの本で身に付けていただければと思います。発売は4月の下旬予定です。お楽しみに。

 

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