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居飛車穴熊▲6六歩型vs四間飛車穴熊△5二金型(1)

2015.02.18 | 米澤孝至

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こんにちは。編集部の米澤です。
今日も新刊「振り飛車穴熊の最終進化」の紹介です。

新刊案内「振り飛車穴熊の最終進化」 ~広瀬流穴熊の工夫~
新刊案内「振り飛車穴熊の最終進化」 ~34ページに載っていたまさかの銀引き~

私は四間飛車穴熊を愛用しているので、まさに死活問題。
さっそく、振り穴党として今回の書籍で一番参考になった手順を紹介しようと思ったのですが!
ブログがかなり長くなってしまったので、肝心の部分は来週。

今日は後手番四間飛車穴熊について大ざっぱに整理してみます。
居飛車側の作戦をまとめてみました。

①急戦

振り飛車悪くない。
本書は居飛車穴熊に絞った書籍ですが、急戦についても冒頭で結論がまとめられていますのでぜひご一読を。
ちなみに対棒銀はこんな形。



②銀冠

本書では割愛。
広瀬先生の他の書籍を読もう!

③居飛車穴熊 ▲6六銀型

四間飛車穴熊、最大の敵は居飛車穴熊です。
そして居飛車穴熊も大きく2つに大別されます。

1つ目が、居飛車が右銀を4八→5七→6六→7七と活用する形です。
個人的には、振り飛車は6五の位を取って5五から仕掛ける図が印象的というか、形勢はともかく指していて楽しい展開です。



本文中にも「△5五歩が成立するかどうか。これは広瀬流の根幹に関わる問題だ」という文章があります。
どうやら、この形が一番重要なようです。
というわけで、この変化はブログではやりません!
書籍でご確認ください。

④居飛車穴熊 ▲6六歩型

私が取り上げたいのはこちら。
これに対し振り飛車側も「△5二金型」「△5一金型」がありますが、私は「△5二金型」が好きなので、「△5二金型」を見てみます。

まず、△5二金型というのはこの形。



ここが分岐点で後手の選択肢は、
・△6五歩
・△4五歩
・△1四歩
・△6一飛
・△1二香

などあるようです。

しかし、このうち4つは苦しい変化。
正解は次週のブログにて。