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「将棋魔法陣」 ~不成の妙技~

2014.12.17 | 

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みなさん、こんにちは。編集部の藤原です。
今日は今話題(?)の「将棋魔法陣」について紹介します。


ただすでに
などで本の内容についてはかなり触れられているので、今回は読んでみて個人的にお気に入りの作品を2つ紹介したいと思います。

 
まずは第1部の魔法陣から第56番。
 
201412171833_4-300x0.png
 
駒が密集していて少し分かりづらいですが、ポイントはやはり3三と3四に並んでいる二枚飛車ではなく、2四の歩です。
この詰将棋は33手詰なのですが、最初の5手がなんとも驚きの手順です。解答は少し下の方に書きますので、詰将棋が苦手という方も最初の5手だけ考えてみてください。
 
 
 
 
 
 



 
正解は▲2三歩不成!△3四馬▲1五歩△1三玉▲2二歩不成!以下33手詰。
 
 
201412171833_5-300x0.png
いきなり▲1五歩とするのは打ち歩詰なので、初手は▲2三歩不成と不成でいくのが、打ち歩詰打開の手筋。とここまでは詰将棋をよく解いている方なら見慣れた手筋かもしれませんが、以下△3四馬▲1五歩△1三玉に▲2二歩不成と再度不成でいくのが妙手順。
ここでも成ってしまうと打ち歩詰の変化が生じてしまい詰まなくなってしまうのです。
 
 
二上先生は最初からこの不成の二段活用を狙って創作したそうなのですが、狙って作ろうとしてもなかなかできるものでもないような気がします。
なお、途中図からもきれいな手順で詰み上がりますので腕自慢の方はぜひ。
 
 
 
 
 
続いて第2部の珠玉篇の方から第23番。
 
201412171833_6-300x0.png
 
 
この詰将棋は見所はなんといっても5手目です。
詰将棋ではよく出てくる手ですが、この形で出てくるのはびっくりしました。
お時間がある方はぜひチャレンジしてみてください。11手詰です。
解答は下の方に書いておきます。
 
 
 
 
 






 
 
 
 
▲4三金△同飛▲3四飛△2二玉▲3三飛成△同飛▲3四桂△同飛▲2三金△3一玉▲4三桂不成まで11手詰。
※焦点への捨て駒は詰将棋頻出の手筋ですが、玉、飛、角、銀、桂と5枚利いているところに飛車を捨てて詰むのは爽快です。
 

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