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久保&菅井の振り飛車研究その2~ゴキゲン中飛車編~

2014.12.08 | 米澤孝至

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こんにちは。編集部の米澤です。

将棋世界の某氏が編集後記に、
「(浦和レッズが)ガンバとの直接対決に勝てば優勝が決まります」
と書いていたのですが、ものの見事にガンバ大阪が歴史的な逆転優勝を決めましたね。
 
さて、先週の続きです。
 
 
今日はゴキゲン中飛車です。
「ゴキゲン中飛車は超速が出てきて下火になった」と思っている方も多くいるかと思います。
その辺りはどうなってんのか、ズバリ本音で語っていただきました。
 
今回のテーマ図は「菅井新手△2四歩」
ゴキ中対超速▲3七銀で、先手が銀を中央に繰り出していく将棋です。
 
 
久保先生は何局か実戦で指した経験から、「互角以上に戦える」という認識。
 
一例がテーマ図以下
▲2四同歩△同角▲2八飛△2三歩▲5八飛△5三銀▲2五歩△4二角▲5四歩△6四銀▲同銀△同角
 
 
菅井先生は「今は振り飛車を持って自信ありません」
テーマ図から▲2八飛△2五歩▲同飛△2三歩▲3七桂△2四角▲4八金が「一番嫌な変化かもしれません」とのこと。
 
※4八金は発売までに太字に直します
 
他にも居飛車を持って有力な変化があり、「居飛車が好みの展開を選べるのが大きい」ようです。

うーむ。
菅井先生が自信なしというのはショックですね…。

そして菅井先生の最終的な結論がこちら。
 
「いや、勝負将棋を指すとしたら、絶対振り飛車を持ちますよ。居飛車を持って、あんまり超速を指したことがないですし、自分の力ではこのペラペラの薄い玉では勝てません。
 どうせやるのなら、もっと王様の堅い将棋を指したいですね。なんで超速がはやるのか、その理由が分からない。みんなが超速をやってくれるのなら、自分は毎回ゴキゲン中飛車をやってもいいです

まさかの振り飛車持ち。
超速は有力だけど、玉が薄いから…という極めて実戦的な理由でした。
むしろ超速大歓迎なんですね。
ゴキ中党の皆さん、超速なんて怖くないですよ!
 
久保先生の表現を借りると、「ゴキゲン中飛車と居飛車の舟囲い」は、「居飛車穴熊と振り飛車の美濃囲い」の関係に似ていて、居飛車は玉が薄いから間違えると一瞬で負けになってしまうのが大きいようです。
 
 
つまり、振り飛車党なら細かいこと気にせずさばいて勝負ってことみたいですね!
書籍ではかなり先の変化まで掘り下げて検討しています。
両先生の見解が気になる方は発売まで今しばらくお待ちを。
ではでは。

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