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順位戦30年史、編集部の涙ぐましい努力と工夫

2014.09.11 | 

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こんにちは。編集部の米澤です。

 
昨日に引き続き「将棋順位戦30年史 1984~1997年編」の紹介です。
今日は簡単に余談的な紹介をします。
 
 
収録されているのは、まずはA級順位戦の最終日をがっつり取り上げ、加えて各クラスの昇降級に関係ある対局の記事などが中心となっています。
しかし本書ではそれだけではありません。
編集部の工夫、影の努力を公開します。
 
昨日も書きましたが、若手の注目局は特集を組んで紹介しています。
例えば、羽生四段(当時)の順位戦デビュー戦もあります。
 
 
「これが”天才”の将棋か!?」という見出しもかなり強烈ですが、今日注目していただきたいのはその上、赤い矢印のところ。
指マークページ数が振ってあります。
これは一体何なのか。
136ページを見てみましょう。
 
 
気になった対局の棋譜をすぐ確認できる超親切設計!
A級最終局全局+熱局、その数計306局!!
がんがん並べてください。
 
また、30年前の将棋界を知らない方のために、最終日の状況を説明するページに加え、データのページを用意しました。
 
 
タイトル戦の動きや、A級順位戦の様子がひと目で分かります。
右下の「戦型別勝敗」を見ると、47局中31局が矢倉と書いてあります。
最終日は矢倉4局、中飛車1局。プレーオフも全部矢倉。
右見ても矢倉、左見ても矢倉です。
 
例えば「A級対局一覧」の残り時間など、このページのデータの大半は編集部員が手間暇かけて1つ1つ入力しています。
さらっと読み飛ばされそうですが…。
少しでも楽しんでいただければ本望です。
 
まだまだ面白いページはあるのですが、今日はここまで。
ではでは。