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週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@受けの発想

2014.06.05 | 

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 週刊将棋編集部の渡部です。先週末は珍しく将棋を指す予定がなかったため、家で棋譜並べやネット将棋をしていました。この時期は大会がなくてすることがありません。

 先週の答えです。流行している矢倉△5三銀右急戦からの一変化で生じた局面でした。図では先手が大きな駒得ですが、後手から△6七金と△2七金の狙いがあります。▲6四飛を最初に考えましたが、△5一金▲5四飛△6七金で、先手にうまい受けが思いつきませんでした。また、▲5九銀右△6七金▲5八香には△5七歩が痛打になります。
 実戦は▲5七銀右△6七金▲5八香と受けたものの、△同金▲同飛△同角成▲同玉△2八飛から、後手の攻めがうるさく最後は負け。
 図では▲4七銀△6七金に▲5九玉と根元の角を取りにいってしまう方が良かったようです。局面の考え方として、後手にとって駒損の代償は7六、6六の2つの垂れ歩なのですから、そこから逃げだす発想で指さなければいけませんでした。
 
 さて、本日はわたくしの2?回目の誕生日です。誕生日にイベントが入ったことなど一度もありませんが、今年は順位戦の取材で日付が変わるまでお仕事です(笑)。始発帰りが予想されますのでがんばってきます!