2018.05.23
「iPhone/iPadバカ」でも知られるビジネス書作家・美崎栄一郎氏が、著名人のiPhoneの中身を覗き見!
見せる人/沼口麻子
シャークジャーナリスト。東海大学大学院海洋学研究科水産学専攻修士課程修了。世界で唯一のシャークジャーナリストとして世界中の鮫を取材し、さまざまなメディアを通して鮫の魅力を発信している。オンラインサロン「サメサメ倶楽部」を主宰。著書『ほぼ命がけサメ図鑑』(講談社)が2018年5月に発売。【URL】https://ameblo.jp/sharkjournalist2017
沼口麻子さんのiPhoneにインストールされているアプリ みつくりクンの時計/みつくりクンのさめ占い/Expedition White Shark/SaiSuke/Priority Pass
鮫は“誤解だらけ”
今回のゲストは、シャークジャーナリストの沼口麻子さんです。シャーク。そう、あのパニック映画「ジョーズ」で有名な鮫。今回も鮫の魅力について熱く語って頂きましたが…知らないことだらけでびっくり。詳しくは沼口さんのブログや新刊『ほぼ命がけサメ図鑑』(講談社)を読んで頂きたいのですが、鮫の被害って、実は世界中合わせても1年で5件くらいなのだそうですよ。
「ジョーズ」で人をガンガン襲っていたのは何だったんだ! 沼口さん曰く、人を食べる(というか人を咬んでしまう)種類の鮫はごくわずかなのだそうです。「サーファーが鮫に襲われた」といったニュースをたまに耳にしますが、それは亀などを好物としている鮫が、海に浮いている人などを勘違いして咬んでしまっているのだとか。確かにサーフボードに乗ったり、空気ボンベを担いで浮いていると、海中にいる鮫からすれば、亀に見えなくもないですね。
鮫の魅力に取り憑かれた沼口さんは、鮫の誤解を解くべく、また、そのおもしろい生態を紹介すべく、テレビやイベントなどでさまざまな鮫の話をしています。
たとえば、プランクトンを食べているジンベエザメ(私も沖縄の美ら海水族館や大阪の海遊館で見ました!)は、大きな身体を維持するために大量のプランクトンを食べなければならず、そのために常時泳いでいなければいけない身体になっているとか。また、ドバイでは鮫を食べるそうですが、家庭料理のため、レストランでは出てこないそうです。さらに、中国ではフカヒレだけ価値が高いので、鮫を漁で捕ってもヒレだけ取って、残りは海に捨ててしまうとか…。
話を聞いていると、鮫の名前や生態が非常に具体的で引き込まれてしまいます。おっと、そもそもどうして沼口さんは鮫のジャーナリストになったのでしょう?
水産系の大学にいた沼口さんは、研究テーマとして鮫を選びました。最初のきっかけは「大型動物が好きだったから」だそうですが、勉強していくうちに鮫に対する誤解が多くあることを知り、自分の知らない世界を知りたいという欲求から、かわいいイルカではなく、鮫に惹かれたのだとか。