レクチャー となりのアプリ

大平雅美

言葉を操るアナウンサーは「頭痛ーる」で気圧確認

文●美崎栄一郎

「iPhone/iPadバカ」でも知られるビジネス書作家・美崎栄一郎氏が、著名人のiPhoneの中身を覗き見!

 

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見せる人/大平雅美

アナウンサー。カラー&トークアドバイザー。企業の勤務を経て、NHK高松放送局のニュースキャスターに転身。その後、テレビ東京のパーソナリティ室に移籍。フリーアナウンサーに転身後は、TBSテレビ「はなまるマーケット」リポーターを担当するなど多方面で活躍。また、2013年に大正大学客員准教授に就任。映像と社会、プレゼンテーションなどの講義を担当している。【URL】http://color-voice.my.coocan.jp/

 

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大平雅美さんのiPhone インストールされているアプリ NHK ニュース・防災/VoiceTra/頭痛ーる/ディクタフォン/TVer/Relax Meditation

 

 

一般企業からアナウンサーに

今回のゲストは、フリーアナウンサーの大平雅美さん。TBSテレビの生活情報番組「はなまるマーケット」の“はなまるアナ”としても活躍されていたので、ご存じの読者も多いかもしれません。

大平さんは異色のキャリアの持ち主で、大学卒業後すぐにアナウンサーとしてご活躍されていたわけではなく、四国電力で社会人のスタートを切っています。四国電力で副社長秘書として勤務したあと、NHK高松放送局のニュースキャスターに転身。その後、テレビ東京に移籍します。

まずアナウンサーのお仕事についてお伺いすると、NHKの地方局のアナウンサーと首都圏のキー局のアナウンサーでは求められるスキルが違うといいます。

地方局では、ニュースの中で出てくる単語を、その地方のイントネーションで読んでもそれほど問題になりません。むしろ、視聴者からは好感が持たれることも多いのだとか。しかし、首都圏のキー局では非常に厳密。そのため、キー局時代の大平さんは「アクセント辞典」という単語の正しい発音方法が書かれた辞典を使って、毎日何回もアクセントをチェックしていたそうです。

たとえば、「有声音」と「無声音」の使い分けが必要だそうです。私は関西人なので、「美崎栄一郎です」というときに、「です(desu)」と「う(u)」の音までしっかり発音します(有声音)。しかし、標準語の場合、「des」と最後の母音(u)を無声化するのが正しいのだそうです(無声音)。関西の言葉が少しベタッとした感じに聞こえるのは、無声音を使わないからなんですね。

そんな“言葉のプロ”である大平さんですが、キー局に入社したばかりの頃は、発音や発声がうまくできないことが多かったとのこと。テレビ東京「嫁と姑の面白クッキング」では、姑役の大山のぶ代さんと嫁役の大平さんの絶妙な会話が話題になりましたが、日常会話に近い料理番組では、つい方言的な発声をしてしまいがち。大平さんも相当に注意したそうです。料理番組といえどキー局ですから、ちゃんとした発音で単語を話せないとマズイですもんね。

大平さんの話を聞いていると、なぜSiriやグーグルの音声が“人間的”でないのかが納得できます。有声音や無声音、イントネーションなどのロジックがまだ入っていないからかもしれません。




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