レクチャー となりのアプリ

馬場保仁

売れっ子プロデューサー、宝塚アプリに夢中!

文●美崎栄一郎

「iPhone/iPadバカ」でも知られるビジネス書作家・美崎栄一郎氏が、著名人のiPhoneの中身を覗き見!

 

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見せる人/馬場保仁

株式会社ファリアー代表取締役社長。1997年に株式会社セガ・エンタープライゼス(現・株式会社セガゲームス)に入社し、「プロ野球チームをつくろう!」など多数のゲームを開発。また、株式会社ディ・エヌ・エーでは、モバイルゲームの開発部長・人事として活躍。著書に『ゲームの教科書』(ちくまプリマー新書)がある。【URL】http://farrier.jp

 

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馬場保仁さんのiPhoneメイン画面にあるアプリ 宝塚歌劇スケジューラ/gottoZuka/チケットキャンプ/コラプス/クラウドキャッチャー

 

 

良いゲームを作るために

今回のゲストは、株式会社セガ・エンタープライゼス(現・株式会社セガゲームス)時代に「プロ野球チームをつくろう!」や「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」などの大ヒットゲームを手掛けてきた馬場保仁さん。そんな敏腕ゲームプロデューサーの馬場さんですが、現在は独立し、株式会社ファリアーというゲーム業界の人材の発掘・教育や採用をメインとする会社を起業しています。

「セガには15年間在籍しましたが、さまざまなゲーム作りに関わりましたね。大学時代はプログラミングをしてきましたが、セガではあえて“プランナー”という職種で入社しました」

1997年にセガに入社した馬場さんですが、その頃のセガのゲームといえば、「バーチャファイター」などゲームセンターにあるアーケードゲームの全盛期でした。しかし、ゲームが家庭用などに大規模化していくに連れて、プログラマーが自分で考えたアイデアを形にしていくだけではなく、長時間のゲーム体験に見合う世界観や操作性、シナリオなどが必要になってきたそうです。

「ゲームが大規模化すると、イラストや音、映像、ゲーム性、シナリオといったモノをつないで仕様→実装していく必要が出てきます。入社数年後にはディレクターやプロデューサーという全体を俯瞰してプロジェクトを進める仕事に従事することになりました」

その頃から、リーダーとしてメンバーを育てる仕事にも携わり、馬場さんのプロジェクトは「馬場学校」と呼ばれていたそうです。

「ゲームは人が作るものなので、優秀な人材が増えれば良いゲームが作れるわけです。なので、良いゲームを作るために、人を育てるということにも注力していました。そうしているうちに、人が育つのを見守るのもゲームを作るのと同じように楽しくなってきたのです」

そして、東日本大震災をきっかけに、モバイルゲームを手掛けてみたいという想いを叶えるため、DeNAに転職。DeNAではモバイルゲームのプロジェクトのみならず、採用活動も担当し、独自の採用方法を考案します。面接だけではなく、ワークショップで企画力を推し測るのです。これは、現在馬場さんが行っているワークショップの原型にもなっています。

DeNA退職後も、新しい会社を起ち上げ、日々ゲーム業界の人材発掘や育成に尽力している馬場さんですが、注目したいゲームアプリに「コラプス」というものがあります。これは積み木のような対戦物理ゲームで、制作したのは古川貴士さんという若きゲームクリエイター。「コラプス」は古川さんが馬場さんと学生時代に開発したゲームで、これがなかなか奥が深い。アップストアでフィーチャーされたり、有料ランキングにも入ったそうです。たとえ学生であっても、良いアイデアを良いプロデューサーに見い出されればこうなる、という実例ですね。




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