iPhone Xのスクリーンに宿る「スクエアクル」と「調和」|MacFan

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デザイナーも刮目するAppleのデザインへのこだわり

iPhone Xのスクリーンに宿る「スクエアクル」と「調和」

文●山下洋一

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デザインが公表された時に、論争を呼んだiPhone Xのスクリーンの形状。そのデザインを模倣するスマートフォンが登場し始めたが、いずれもiPhone Xのような洗練されたものになっていない。同じように見えても、数学的に複雑な曲線を用い、そして全体のバランスも考慮したデザインに違いがあると専門家は指摘する。

 

四角くないスクリーン

「四隅まで一切の手抜きがないiPhone X」

米サンフランシスコに拠点を置くデザイン・コンサルタント「トールウエスト」のブラッド・スミス氏がミディアムに公開して話題となった投稿だ。

表面全体に広がるiPhone Xのスクリーンは、上部にトゥルーデプス(TrueDepth)カメラのためのノッチ(切り欠き)があり、四隅は丸みを帯びている。スマートフォンのスクリーンといえば、ビデオや写真、WEBサイトを無駄なく表示できる長方形が当たり前。iPhone Xのデザインが初めて公表されたときには、奇抜なデザインに賛否両論の声が上がり、かっこ悪いという人も少なくなかった。ところが、実際に手に取って確かめたユーザの間から、特にデザインコミュニティにおいて、細部まで計算されたデザインを評価する声が広がっている。

 

本体のコーナーと同じスクエアクルをスクリーンにも採用し、表面全体にディスプレイが広がるiPhone X。微細に変化するスクエアクルのカーブは製造が難しく、模倣端末は単純に角を丸くしただけのデザインになっている。




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