2017.11.13
もっとわかるコトバで教えてよ!
Q 買い替えのとき、古いMacでやっておいたほうがいいことって何?
A・古いMacを廃棄したり誰かに譲ったりするとき、一番重要なのはデータをバックアップしておくことですね。(1)iTunesの認証を解除するのも忘れないようにしてください。うっかり認証を解除せずMacを手放してしまった場合は、新しいMacから「すべてのコンピュータの認証を解除」できます。しかしこれは1年に一度しかできないので、最後の手段と思っておいたほうがいいでしょう。また、iCloudやiMessageからのサインアウトも忘れずに。ここまでやったら、最後に(2)内蔵ストレージを再フォーマットします。これでMac内のデータが消去されます。売却や譲渡する場合は、macOSを消去して再インストールしておくとより安全です。ストレージの再フォーマットやOSの再インストールには「(3)ディスクユーティリティ」を使いましょう。
コトバがわかれば理解力アップ
(1)iTunesの認証
iTunesには、「1つのアップルIDでサインインできるコンピュータは5台まで」という台数制限があります。この制限内にあるのが認証されたコンピュータです。6台目のコンピュータを認証するには、1台の認証を解除する必要があります。この操作は解除するコンピュータからしか行えませんが、ほかのコンピュータから「すべてのコンピュータの認証を解除」することでも解除可能です。ただし、この操作は1年に一度だけしか行えません。なお、この台数制限にiOSデバイスはカウントされません。
(2)内蔵ストレージ
データを保存するためにマシン内部にある記憶装置。HDDあるいはハードドライブなどと呼ばれることもありますが、最近はSSD(フラッシュストレージ)も主流になりつつあるので、このような呼称が用いられます。マシンによって、256GB、1TB…などと搭載容量が決まっており、それを超えてデータを保存するときは、Macの場合、BTOオプションで購入時に増やすか、外部(外付け)ストレージやクラウドストレージを利用するのが一般的です。
(3)ディスクユーティリティ
接続された各種ストレージを管理するためのmacOSの標準ソフト。ディスクの検証や修復のほか、ディスクイメージの作成や、ディスクの削除、再フォーマットなどが可能です。[アプリケーション]フォルダ内のソフトアイコンや、再起動時に「コマンド」キーと「R」キーを押すことで表示されるユーティリティウインドウから起動できます。