2017.09.12
もっとわかるコトバで教えてよ!
Q・エネルギー消費を確認できるって聞いたけどどういうこと?
A・Macでは(1)「アクティビティモニタ」という標準ソフトを使うことで、(2)プロセス(ソフトウェアおよびバックグラウンドプロセス)がMac上の(3)リソースをどのように使っているのか (プロセッサ、メモリ、ディスク、ネットワーク、およびエネルギーの消費量など)を把握できます。アクテビティモニタの[エネルギー]タブをクリックすると、開いているソフトウェアとバックグラウンドプロセスによって消費されているエネルギー量がわかります。特にノート型Macを使っていて、もう少しバッテリを持たせたいときや、急にバッテリの持ちが悪くなってきたときは、ここからエネルギー消費の激しいソフトを見つけて終了してみてください。また、この画面では(4)App Napがオンになっているかどうかを確認することも可能ですね。
コトバがわかれば理解力アップ
(1)アクティビティモニタ
[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダにあるmacOS標準ソフト。Macで行っているさまざまなアクティビティをモニタリングするためのもので、Mac起動中にソフトやバックグラウンドで動作しているプロセスが、CPUやメモリ、ストレージ(ディスク)をどれくらい消費しているのかを確認できます。また、特定のソフトやプロセスを選んで、終了することも可能です。
(2)プロセス
プロセスとは、プログラムの実行単位のことをいいます。プログラムとはパソコンの中で実行される命令文。ソフトウェアはさまざまなプログラムによって動作しています。細かい命令の集合体であるプログラムが、さらに集まってできたプログラムの集合体がソフトウェアと理解しましょう。
(3)リソース
直訳すると「資源」という意味になりますが、ここではパソコンを動作させるのに必要なCPUやメモリ、ストレージ容量などを指します。
(4)App Nap
macOSに搭載されている消費電力を下げるための機能です。使用中のソフト(のウインドウ)がほかのウインドウに隠れたと判断すると、そのソフトを休眠状態にしてシステムへの負荷を軽減し、結果的にバッテリの節約/駆動時間の延長を実現します。特にノート型Macでバッテリ駆動時間を延ばすのに有効です。ただし、ウインドウに隠れたソフトのパフォーマンスは落ちます。