2017.06.06
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アプリを使って15秒の音楽ビデオを作成・共有できるサービスを提供するMusical.lyとAppleが提携し、Apple Musicの楽曲にMusical.lyからアクセスできるようになった。Musical.lyは米国のティーンエイジャーから圧倒的に支持されているサービスであり、新たな音楽の楽しみ方を提供するサービスとして注目されている。
あっという間の15秒
ミュージカリー(Musical.ly)というアプリをご存じだろうか。音楽ビデオ風の15秒動画を簡単に作成して共有できる、米国で今ティーンエイジャーに圧倒的な人気を誇るサービスである。しかし、一般的な知名度は米国でも低く、初めて聞いたという方も多いと思う。そんなミュージカリーとアップルがパートナーシップを結んだ。
ミュージカリーの楽しみ方はインスタグラムやスナップチャットに近い。プロフィールを作成し、気になる人をフォロー、またはオススメの動画を楽しむ。ハッシュタグもサポートしている。大きな違いは作成・共有するのが音楽ビデオであるということだ。
基本的なビデオ作成は、ライブラリから音楽を選んで動きのスピードを設定、音楽に合わせて撮影し、編集メニューで調整する。スマートフォンで完結するようにデザインされているのでとてもシンプルだ。だからこそ、端末を持つ手の動きや小道具を使ったトリックなど作り手がアイデアを活かせる。ダンス、顔芸、ショートドラマなどさまざまなコンテンツがあるが、基本的に口パクである。口パク音楽ビデオなんて、楽しいのはやっている本人だけで、見ているほうはつまらないと思うかもしれない。実際、そんな普通の口パクビデオもたくさんある。だが、インフルエンサーと呼ばれる人たちの人気ビデオは、選曲、振り付け、カメラの動きなどさまざまな工夫が凝らされている。クリエイティビティやユニークな発想を楽しめて、15秒があっという間だ。