2017.06.07
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デジタルデータの保存に取り組む非営利組織「Internet Archive(インターネット・アーカイブ)」がMacintoshコレクションを公開した。HTML5時代のWEBブラウザ向けにサポートされたエミュレータを用いて、誰でも簡単にWEBブラウザ上で「MacOS System 7.0.1」といったMac OSや当時のソフトを体験できる。
ソフトウェアの歴史を保存
初代Macintoshから数えると、Macの歴史はパソコンの歴史と呼べるほど長く、OS Xより前のMac用OSに触れたことがないというMacユーザが今や珍しくない。そんなクラシックMac OSを、現代でも簡単に体験できるような環境が最近になって整った。非営利組織インターネット・アーカイブがMacintosh初期のOSやソフト、ゲームなどのコレクションを公開したからだ。ローカルで動作させるためのISOイメージも用意されているが、ジャバスクリプト(JavaScript)ベースのエミュレータを使ってWEBブラウザ上でロードして操作できる。
インターネット・アーカイブは、デジタル形式のデータのインターネット図書館として1996年に設立された。映画、テレビ番組、書籍、音楽といったマルチメディアコンテンツ、WEBページ、ソフトウェアなどをライブラリに収蔵し、一般に公開している。ソフトウェアのアーカイブは、これまでにMS−DOSゲーム、1970~1980年代のコンソール・ゲーム、Amigaプログラム、Apple IIプログラムなどを公開してきた。Macintoshコレクションは1984年から1989年を中心にした約40のプログラムでスタートし、その後の拡大で1990年代のソフトにもコレクションを広げている。