ぼくの移動生活を支えるULギアたち②|MacFan

アラカルト 旅するように暮らし、遊び、働く

ぼくの移動生活を支えるULギアたち②

文●四角大輔

MacBookとともに世界中を飛び回る四角大輔氏の、自由に生きるためのヒントが詰まったフォトエッセイ。

前号の写真で初公開した、我が愛しき“UL(超軽量)充電キット”たち。

ぼくがモノを選ぶ基本条件は、(1)1グラムでも軽いこと、(2)1立方センチメートルでも小さいこと。さらに(3)折りたためたり、(4)複数の機能付きであればなおよし、としている。

今月はもっとも注目してほしいアイテムであり、陰の主役ともいえる「電源コードセット」を紹介をしてみたい。

コンセントが少ない海外の宿泊先では、誰もが「もっと長い延長コードがあれば…」という思いをしたことがあるはず。ぼくの経験上、最低1メートルは必要で、もし2メートルあれば、どんな部屋でも意図する場所に充電キットを設置できる。そして、電源タップは複数あったほうがいい。

多くの人はこういった電源コード類の重さなんて気にもしていないだろうが、ぼくは「グラム単位」で持ち物の重量を把握する軽量マニア。この「電源の延長コード+複数口の電源タップ」という代物、実は恐ろしいほど重くて、かさばるのである。

ぼくは10年以上、充電キットをより軽くするために苦心してきた。技術進化の恩恵を受けて、ほかのガジェットたちがどんどん軽量化するのを尻目に、この電源コードセットだけはまったく軽くならなかった。

革命が起きたのは昨年のこと。もう使っていないACアダプタを捨てようとしたとき、それに接続する「メガネ型2ピン・コネクタケーブル」がとても細いことに気づいたのだ。量ってみると、通常の電源コード(1メートルで98グラム)の、だいたい半分の重さ(同じ長さで52グラム)。よし!と思った。

 

 

 

Daisuke Yosumi

大手レコード会社プロデューサーとして7度のミリオンヒットを創出後、インディペデントな人生を求め、2010年より、ニュージーランドの原生林に囲まれた湖で、“森の生活”を開始。年の半分は世界中で働きながら“移動生活”を送る。エコ雑誌や登山雑誌など多数の連載、自身の著書、オウンドWEBメディア『四角大輔のすべて』(4dsk.co)をとおして、独自のクリエイティブ論とオーガニック思想を発信。大自然への冒険と、起業家&クリエイター育成をライフワークとしながら、ベストセラー作家、会員制コミュニティ「Lifestyle Design Camp」主宰者、上智大学非常勤講師など複数の顔を持つ。本田直之氏との共著『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』(ライツ社)が絶賛発売中!




続きを読むためにはログインが必要です。
月額720円ですべてのコンテンツの閲覧が可能になります。
下のボタンより、お申込手続きを行ってください。

  • ログイン
  • 会員登録

同カテゴリ記事一覧