旅を仕事にする方法(中編)|MacFan

アラカルト 旅するように暮らし、遊び、働く

旅を仕事にする方法(中編)

文●四角大輔

MacBookとともに世界中を飛び回る四角大輔氏の、自由に生きるためのヒントが詰まったフォトエッセイ。

ぼくはいつも旅先の街を1日20kmほど歩く。キューバのハバナにて。(Photo:Daisuke YOSUMI’s iPhone)

 

 

旅のテーマと行き先が決まれば、次は発信だ。今回と次回に渡り、その発信と表現活動における、ぼくの歴史を書いてみたい。

旅を仕事にするためには、このアウトプット作業がとても重要となる。昔であれば、旅雑誌での執筆や、旅本の出版など、一部の人たちにしかその門戸は開かれていなかった。でも今では、誰でもすぐに手のひらから、全世界へ向けて発信が可能だ。

ぼくがネットで表現活動を始めたのは意外に遅く、2009年のことだった。大学の教え子が「絶対にやったほうがいいですよ!」と、日本に導入されたばかりのツイッターに、ぼくのアカウントを強引に作ったことがきっかけだ。

それまでのぼくの表現活動は、細々としたものだった。レコード会社に勤務しながら副業として、フライフィッシング専門誌、アウトドア雑誌、契約していた釣り具メーカーのWEBサイトへ、たまに寄稿するくらい。

ツイッターは文字数制限があり、つぶやいてもすぐにタイムラインで流れてしまうという特性から、気軽にメッセージを発信できた。ネットでの表現活動の第一歩としてはいいトレーニングになったと思う。

そのまま発信を続け、翌年ニュージーランドに移住。本の出版などさまざまな活動を開始し、アウトドア生活、ノマド的な新しい働き方、湖畔の森のライフスタイルに関する投稿を続けた。ツイッター黎明期で盛り上がっていたこともあり、どんどんフォロワーが増加。1万人を超えたあたりから、自分の発信が、影響力を持ち始めた、という実感を得られるようになった。




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