2016.09.11
3Dプリンタやレーザカッターでミニ四駆をカスタマイズし、子どもから大人までが夢中になってレースを競う「Fabミニ四駆カップ」。2016年7月16日に開催された第3回大会は、金属切削によって作られたマシンやブルートゥースで制御できるマシンも登場して、さらなる盛り上がりを見せた。
3部構成で初心者もカバー
「Fabミニ四駆カップ」は3Dプリンタやレーザカッターなどのデジタル工作機械を使ってカスタマイズ(Fab)したミニ四駆で競うレースだ。すでに大会は過去2回行われており、第3回となる大会が2016年7月、品川にて行われた。
今年のイベントは、「カルFabクラス(最低1カ所のカスタマイズ)」と「マジFabクラス(タミヤ純正グレードアップパーツ使用不可の、フルカスタマイズ)」の2クラスのレースの前に、「カーデザイナーと作る初めてのFabミニ四駆ワークショップ」が行われる3部構成。レースはトーナメント制で、コースはミニ四駆の純正ユニットを使って構築されるが、極端な落差を持つ魔の下り坂などが待ち受けている。
昨年も前座的にその場でミニ四駆キットを組み立てて参加できるレースが行われたが、今回は、プロのカーデザイナーユニット「t-o-f-u」がデザインを手がけ、手製のバキュームフォーマ(真空成形機)で「量産」された3種の樹脂ボディから選んでデコレーションできるという内容へと大幅に進化。子どもも大人も、思い思いのカラーリングやラインストーンの飾り付けを行った愛機で、白熱のレースを楽しんだ。