野呂エイシロウの「ケチの美学」第23回|MacFan

アラカルト ケチの美学

野呂エイシロウの「ケチの美学」第23回

文●野呂エイシロウ

人気放送作家が語るケチとアップルの交差点。

クリエイティブの才能を伸ばす自転車

初めて彼に会ったのは2014年。名刺管理アプリがその日付を記憶している。

ボクは大学時代にMacintosh Classicに出会ってから、Macintosh IIciで企画書書きに没頭し、1996年のPowerBook 5300までMacを使い続けたが、挫折してソニーのVAIOに変えた。

理由は明確だ。Macは製品トラブルが多く、使い物にならなかったのだ。2008年にiPhoneが日本で発売になったときも、iTunesのソフトをPCに入れて使っていた。道具としては非常に優れていた。ちょうど僕自身もコンサル業が増えていて、ビジネスチックな思考になっていて上り調子だった。

そんなとき、何かの偶然で彼と出会った。そして、ある日、彼は面白いことを口にした。

「野呂さん、クリエィティブの才能をもっと伸ばしませんか?」

 




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