【第0回】はじめに~介護食で心がなごむ食生活術~ | マイナビブックス

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介護する人もされる人も心がなごむ介護食

【第0回】はじめに~介護食で心がなごむ食生活術~

2017.02.07 | 村井美月

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●介護される人へのやさしい食事作りとは?

 介護食を作る上で大切なことは、低栄養にならないことや、なんといっても、のどにつまらせない、むせさせないことが重要です。
 そのための食材選びや調理方法の選択をしなければなりません。このことをふまえた食事作りは、介護される人への気遣いです。しかし、それだけに気を付けていくだけで本当に良いのでしょうか?
 介護される人へのやさしい食事作りにおいて、一緒に食べる喜びや、食事を通しての心のふれ合いができることが、一番大事なのではないでしょうか?
 できるだけ介護食と分けずに、介護する人も同じものを食べて、その日の食事の感想を言い合える時間こそが、介護されている人も安心し、そして生きていて良かったと思えるのだと思います。
 食事を通して、いかにお互いに良かったと思えるか?
 本書では、ここを大切にした介護食作りの提案をいたします。

 

●介護者が楽しくラクしてできる食事の作り方の基本

 介護食というと、やわらかく煮なければ、したゆでしてから炒めなければ、などと手間がかかるイメージがありますが、決してそうではありません。最近は様々な便利な調理器具が販売されていますから、その器具を使ったり、一工夫することで簡単に介護食ができるものもたくさんあります。
 また、時間がある時に、冷凍保存しておいた食材を使い、日ごろは短縮しておかずを作ることもできます。

 

 本書での考え方の基本は、

① 調理器具を使いこなす・工夫する
② 同時に作る
③ 介護される人と一緒に作る
④ 介護食と分けずに家族で一緒に同じものを食べる
⑤ 季節や行事を楽しむ

 の5つの考え方で、楽しくラクして介護食を作る提案をしています。

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