軽いヘッドと重いヘッドはどちらの方が飛ぶのか?
ボールの重さは約46グラム以下と決まっています。それに対してヘッド重量はルールで制限されてません。重いヘッドをルールで規制しない最大の理由は、重くなり過ぎると、ゴルファーへの負担が増してデメリットの方が大きくなるからです。対して、ヘッドを軽くするとヘッドスピードを上げやすくなる反面、ヘッドスピードのわりにはボール初速が出づらくなります。軽いヘッドは衝突エネルギーが小さくなってくるからです。
なのでゴルファーにとって適正なヘッド重量は、「振り切れる範囲で重いヘッド」、もしくは「ボール初速がダウンしない範囲で軽いヘッド」が、ゴルファーにとって適正重量となります。
そしてヘッドの適正重量には幅があります。例えばボクの場合、ドライバーの適正重量は197~202g。5gほど幅がありますが、これには物理的な理由があります。ゴルフクラブには重心距離がありますが、この重心距離がヘッドの重さに少なからず影響を与えるのです。例えば、ヘッド重量が200gのドライバーが2本あったとしましょう。1本は重心距離が35ミリ。もう1本は重心距離が45ミリです。