【第5回】長野盆地の自然と土地利用―その風土の歴史地理学的考察― (2) | マイナビブックス

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信州学ライブラリー1

【第5回】長野盆地の自然と土地利用―その風土の歴史地理学的考察― (2)

2016.04.22 | 市川健夫

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 (2)裾花川・浅川の複合扇状地

 長野盆地の西麓には、犀川のほか裾花川・浅川・鳥居川などの中小河川が流出して、扇状地地形をつくっている。

 善光寺は七世紀後半の白鳳時代の創建であるが、阿弥陀信仰の普及とともに、鎌倉時代に門前町が形成された。江戸時代になると、北国街道の宿場町、市場町としての機能も加わり、幕末には人口一万の地方中枢都市に発展した。一八七一年(明治四)長野県庁が置かれてからは、長野県の中心都市になり、長野中心街のD・I・D人口は一九九五年(平成七)、二一万を超えている。

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