【第4回】長野盆地の自然と土地利用―その風土の歴史地理学的考察― (1) | マイナビブックス

100冊以上のマイナビ電子書籍が会員登録で試し読みできる

【第4回】長野盆地の自然と土地利用―その風土の歴史地理学的考察― (1)

2016.12.28 | 市川健夫

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はしがき

 南北に三〇〇〇キロメートルにもおよぶ日本列島の中で、最も幅が広いのは中部地方で、東海地方・中央高地・北陸地方に分かれている。飛騨・信濃・甲斐の三国にわたる中央高地には、そのほぼ中央部に北から南へ、フォッサマグナ(大地溝帯)が走っている。それに加えていくつかの断層線が縦横に走って、高山・古川・松本・伊那・諏訪・飯山・長野・上田・佐久・甲府などの諸盆地が形成されている。これは国土交通省国土地理院が認めている比較的大きな盆地である。このほか、四ヶ庄(白馬)・(ちく)(ほく)()())・(にい)()(千石平)・伊豆木(三穂)・野沢温泉・郡内(都留)などの小盆地や木曽谷がある。

続きをご覧いただくには、会員登録の上、ログインが必要です。
すでにマイナビブックスにて会員登録がお済みの方は下記の「ログイン」ボタンからログインページへお進みください。

  • 会員登録
  • ログイン