【第04回】昭和47年(1972) | マイナビブックス

100冊以上のマイナビ電子書籍が会員登録で試し読みできる

昭和流行語グラフィティ 第三巻

【第04回】昭和47年(1972)

2016.02.24 | 現代言語セミナー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昭和47年(1972)

アジア初の開催となった札幌冬季五輪でジャンプに日本勢大活躍、横井庄一元陸軍伍長がグアム島より帰還、浅間山荘で連合赤軍の集団リンチ殺人、沖縄27年ぶりに本土復帰、田中角栄内閣が誕生し「今太閣」ブーム、パンダが中国から贈られる等々、話題の多い1年だった。

 

恥ずかしながら

1月24日、隠れ住んでいたグアム島のジャングルから28年ぶりに帰還した元日本兵の横井庄一の第一声がこの「恥ずかしながら、横井、生きながらえて帰ってきました」であったことから、「恥ずかしながら」は一躍流行語となった。

 

ヘンシーン

46年にスタートしたテレビ番組『仮面ライダー』が子供たちのヒーローとして人気を集め、主人公が変身する時の「ヘンシーン」というかけ声とポーズをまねる遊びが流行した。

 

知る権利

3月27日の衆院予算委員会で、沖縄復帰にともない軍用地の復元補償費を肩代りするという日本政府と米軍の密約があると、社会党が追及した。密約の根拠は外務省の極秘公電で、これを外部に持ち出した外務省の事務官と入手した毎日新聞の記者が4月4日逮捕された。この政府の対応に抗議し、「国民の知る権利を守ろう」という呼びかけがおこり、4月7日東京で「知る権利を守る会」が発足した。
以後、国家の安全論と国民の知る権利および報道の自由は、事あるごとに論議の対象となった。

 

三角大福

佐藤首相退陣後の自民党総裁選で激しく競った三木武夫・田中角栄・大平正芳・福田赳夫の4人をその名前から一文字ずつとって、つくられたことば。

 

お客様は神様です

国民的歌手・三波春夫が舞台で言い、「レッツゴー三匹」がこれをまねて、流行したもの。

続きをご覧いただくには、会員登録の上、ログインが必要です。
すでにマイナビブックスにて会員登録がお済みの方は下記の「ログイン」ボタンからログインページへお進みください。

  • 会員登録
  • ログイン