【第04回】昭和4年(1929) | マイナビブックス

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昭和流行語グラフィティ 第一巻

【第04回】昭和4年(1929)

2016.02.15 | 現代言語セミナー

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昭和4年(1929)

足かけ3年に及び、東京の街に出没した説教強盗がついに逮捕された。大学・専門学校卒業生の3人に1人が就職できないという状況は社会的不安をよび起こした。秋にはニューヨーク株式が大暴落、世界恐慌の始まりを告げた。

 

説教強盗

大正15年以来、数十件もの強窃盗を行っていた左官の妻木松吉がこの年の2月に逮捕された。
黒装束で強盗に押し入り、金を無心したあげく、「戸締りをちゃんとしなさい」「犬を飼いなさい」などとお説教をするという手口から、『説教強盗』の名がついた。

 

大学は出たけれど

折からの不況で、失業者が増加、大卒者の就職も厳しくなった状況の中、小津安二郎監督、高田稔・田中絹代主演の映画『大学は出たけれど』が封切られ、大いに大衆の共感を呼び、話題となった。

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