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目指せ購買改革! ~会社を強くする調達・購買部門の作り方~ 第二巻

【第07回】第五十四話 調達・購買の将来

2016.08.31 | 野町直弘

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5月のゴールデンウィーク明けに当社のメンバーが米国ISM(Institute for Supply Management:米国サプライマネジメント協会)の年次総会に参加しました。その時のキーノートスピーチでも語られていたのですが、調達・購買部門の将来像(あるべき姿)がドラスチックに変化しているようです。
これについては、私自身も最近よく考えています。「日本の調達・購買はこれでいいのか」と。
 
米国では
STEP1:決められた物を安く購入(サプライヤからの購入価格決定)
STEP2:業務効率化、支出の番人(オペレーションコストの最適化)
STEP3:戦略ソーシング(自社製品・サービスの利益)
STEP4:付加価値を与えるものを調達(自社製品の革新)
STEP5:調達の視点でビジネスモデルを構築(自社ビジネスモデルへの貢献)
 
というステップで「あるべき姿」を捉えています。
 
日本の場合は、どうでしょうか。 多くの企業で未だSTEP1~3の状況であることが指摘できます。
また未だSTEP1の所謂「赤鉛筆バイヤー」(受領した見積書に赤ペンで修正をすることが仕事だと思っているバイヤー)も多く存在します。
 
STEP3の戦略ソーシングでは支出データや購買データを分析→品目別購買方針の作成→戦略的なサプライヤ選定の実施を行うのですが、この時点でも中長期のリレーションよりも短期のコスト削減に目的が偏ることが多いです。
 
「コスト削減」が主たる調達・購買部門の役割であることは間違いありません。但しそれだけが目的ではありません。 調達・購買部門の役割は年々重要になっています。
 
この背景としては、
①技術進化に伴う調達品の複雑化
②外製依存の高まりによる外部資源の有効活用
③企業のグローバル化
 
の大きく三点が上げられます。

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