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目指せ購買改革! ~会社を強くする調達・購買部門の作り方~ 第二巻

【第06回】第五十三話 人材採用と人材育成

2016.08.25 | 野町直弘

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4月にアジルアソシエイツで「購買人材の育成」をテーマにセミナーを開催しました。
数日の間に定員の50名を超える方に出席のお申込みをいただき、当日も殆ど欠席者もなく約50名の方にご参加いただくという盛況なものとなりました。
これは各企業で購買人材の育成が大きな課題になっているということの裏返しでもあります。
 
人を巡る問題は大きく人材の「質」と「量」の問題に分けられます。
「量」の問題は後ほど取り上げるとして、まずは「質」の問題です。
 
大きな課題は3点あります。
①そもそも購買部門メンバーのための教育プログラムが整備されていない。もしくはプログラムがあったとしても不十分である。
セミナー当日ご出席者の方に問いかけさせていただきましたが、約50名の参加者で「教育プログラムが整備されている」という企業はほんの数人で、大多数の企業では教育プログラムですら整備されていないという状況のようです。
企業によっては教育プログラムはあるが、不十分である、という認識を持たれているケースも多いようです。何故このようになっているのでしょうか。これは購買人材に必要なスキルが明確に定義されないまま、単発的な積み上げで教育プログラムが作られていることが根本原因です。
 
②今まではOJT中心で培ってきた、所謂現場学的な「ノウハウ」や「立ち回り方」(いろいろ考えてみたのですが、この言葉が一番適切かと。)を教える場がなくなってきており、絶対的なスキルが不足しつつある。
これは以前から何社かのお客さんでも聞く話でしたが、今はOJTの担い手がいなくなり「OJTが崩壊しつつある」状況のようです。
サプライヤ選定の数々の現場、納期遅れの対応の現場、品質トラブルの対応現場、取引先の経営危機に対する対応現場、価格値上げに対する対応現場、これらの現場経験での有効な「立ち回り方」がOJTで習得できなくなっているのです。そうであれば、何らかの体験、教育でそれをカバーする必要があるのは至極当然な話です。

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