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目指せ購買改革! ~会社を強くする調達・購買部門の作り方~ 第一巻

【第7回】第七話 購買・調達アウトソーシング

2015.12.25 | 野町直弘

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今回は、購買・調達アウトソーシングについて述べます。
 
昨年アジルアソシエイツでは米国の購買・調達アウトソーシングに関するレポートを作成しました。
その中で、米国の2001年度の同市場規模は48億ドル(約5000億円)、今後平均約20%で成長していく、という紹介をしています(米Aberdeen Group社2002年10月調査)。また、一方で日本国内でも購買・調達アウトソーシングビジネスはいくつかの企業により取り組みが始まっているという状況です。
 
但し、依然加速していないのが実情です。
 
調達・購買アウトソーシングと一口に言いますが、大きく分けて、共同購買や、コスト低減の実現等を企業に代行して行う、ソーシング代行と発注・検収・在庫・請求・物流等のフルフィルメント代行の二つのプロセスアウトソーシングに分けられます。
そもそもアウトソーシング全般で考えると、専門的な業務や非戦略的業務の委託という形でまずは人事・総務・経理系業務からスタートし、IT関連業務まで広がってきています。EMSなどは生産業務全体をアウトソーシングするという企業も現れてきました。
一方で、私は購買業務自体はアウトソーシングに適した業務であると考えています。
その理由としては、規模の経済性を出しやすいプロセス・機能であるからです。
少ない物量を前提とした購買業務よりも、より集約したボリュームをベースとして価格交渉を行うようなアウトソーシング事業があれば、価格面でのメリットを出しやすいことは自明の理です。

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