【第7回】英国を中心とした外国政府の、当時の日本に対する情勢分析(6) | マイナビブックス

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アーネスト・サトウの見た明治維新

【第7回】英国を中心とした外国政府の、当時の日本に対する情勢分析(6)

2015.08.13 | 山崎震一

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②貨幣価値

 サトウが着任した1862年頃、100ドルは条約上311分、為替相場は214分であった。そこで、悪徳外国官吏は、毎月?40%近い利ざやを獲得することができた。横浜で購入した日本語辞書が4分(1分銀4枚)、すなわち、2ドル払った。後で、本屋に行き値段を確認すると、1分半だった。自分の給仕は悪党だと怒ったとある。

 横浜から、神奈川(横浜市神奈川区)に行くには、湾をまたいて舟や馬で、櫓舟で行く場合は、外国人は1分の金を出して、渡らねばならなかった。現地の人は天保銭1枚でよかった。天保銭?枚半が1分とある。

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