今、海外に目を向けるべき10の理由|WD ONLINE

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今、海外に目を向けるべき10の理由

いまなぜ、海外とのビジネスに注目が集まっているのか。その理由は、日本を訪れる観光客の増加や、市場の変化、そしてそれを見越した上で後押しをする仕組みが整いつつあるからだ。まずはその概要を、10個の理由としてまとめてみた。

【1】訪日客、いよいよ激増中!2020年には4,000万人に!?

日本を訪れる観光客の数は凄まじいペースで増加しています。その勢いは400万人/年という驚くべきもので、2020年には年間4,000万人もの観光客が訪れることが予想されています。この数はなんと10年前の約5倍。こんなビジネスチャンスを逃す手はありません。出展:日本政府観光局(JNTO )

 

【2】中国、韓国だけじゃない。いろんな国の観光客が日本を目指している

国や韓国、台湾などの「お隣さん」からの観光客が多いのは、ある意味当然なのかもしれませんが、最近はタイやマレーシア、フィリピン、さらにはオーストラリアからの観光客も増えています。多様な文化背景を持った人たちが日本を目指しているのです。出展:日本政府観光局(JNTO )

 

【3】一人あたり15万円。訪日外国人の消費額は高値安定中

近は「爆買い」などという言葉を聞かなくなりましたが、実は訪日外国人の旅行時の支出額はそれほど減っていません。一人あたり約15万円、総額なんと4兆円/年! 年間4,000万人の訪日が予想される2020年はどうなってしまうのか…大きなチャンスがあるはずです。 出展:日本政府観光局(JNTO )

 

【4】意外? それとも当然?  訪日外国人は日本中に足を運んでいる

左のグラフは外国人が、日本の各地域をどれくらい訪れたのかを示すデータを、2010年と2017年で比較したものです。メインの玄関口である関東や関西が多いのは当然ですが、各地域ともまんべんなく5倍程度まで伸びていることがわかります(沖縄は8倍!)。訪日客は日本各地に興味をもっているのです。出展:日本政府観光局(JNTO )

 

【5】情報収集のための窓口が充実。まずは支援についての情報収集を

正インバウンドに取り組む際にはさまざまな支援の仕組みが用意されていますが、そのための情報収集先としてはたとえば「JNTO」(日本政府観光局)が挙げられます。さまざまなイベントやシンポジウムを開催したり、地域の取り組みなどを紹介するなど、多様な情報を公開していますから、なにはなくともまず目を通したいもの。

なお、次ページで紹介する、アウトバウンドに関しては、「ジェトロ」(日本貿易振興機構) が、多様な情報を公開しているだけでなく、幅広い支援活動も行っています。こうした機関の支援は無料で利用できるものも多いので、積極的に活用したいところです。
JNTO日本政府観光局
ジェトロ(日本貿易振興機構)

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掲載号

Web Designing 2018年12月号

Web Designing 2018年12月号

2018年10月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

アウトバウンド・インバウンド・越境EC!海外展開で4,000万人を顧客にする方法

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日本が注目される2020年まであと1年…でもまだ間に合う!

売り込む!呼び込む!買ってもらう!
世界を顧客にする方法
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2017年、訪日外国人の数は2869万人にのぼり、毎年400万人のペースで伸びてきているといいます。政府は、2020年に4000万人に乗せるという計画を公表しており、今後ますます国をあげて「訪日外国人増大」の波は確実に大きくなっていきます。

日本国内に向けた商品展開や売上に行き詰まりを感じている企業をはじめ、当然この「訪日顧客」の存在を無視する手はありません。さらに言えば、インターネットにより訪日外国人だけでなく世界中の人々に自社の商品・サービスの情報を届けることができる時代に、国内だけを見て一喜一憂していていいのでしょうか?

…とはいえ、

じゃあ何をすればいいのよ?
日本との文化の違いは大きな壁じゃないの?
どこの国を狙えばいいかわからない
売りたい商材、狙う国によってウケるアプローチは違うよね?

などとおっしゃる方も多いでしょう。そこで、海外を相手に「売り込む」「呼び込む」「買ってもらう」3つのアプローチを軸に、海外マーケティング戦略の基礎から1年で実現できる具体的な手法・考え方を、はじめの一歩から教えます。


[第1部]
■海外進出のために考えるべきことと準備すること
 ●売るのは「モノ」から「コト」へ
 ●海外の人に向けて、自社商品は何がウリなのか
 ●海外顧客に対応するためのWebでの受け入れ対策

■[Webで海外を相手にするアプローチ①]海外進出(アウトバウンド)
 海外に売り込む
  海外で取り扱ってもらうにはまず何をすればいい?
  ルールや法律はどちらの国のものが適用される?
 
■[Webで海外を相手にするアプローチ②]インバウンド
 ●日本向けと海外向けでコンテンツマーケティングの考え方は違うのか
 

■[Webで海外を相手にするアプローチ③]越境EC
 ●海外から自社ECショップへの集客術
 ●関税・免税はどう対処すればいい?


など

[第2部]

■世界地域別:進出とらの巻
第1部「海外を相手にする3つのアプローチ」を、自社ではどの国に仕掛ければいいでしょうか?
市場、文化、国民性、言語、法律、税制などアジア、ヨーロッパ、アメリカ、その他。地域独特の課題とクリアするヒントを解説します。

●自社の商品はどの国が狙い目?
 ターゲットにする国の選定基準

●各地域別攻略のヒント
 中国、東南アジア、アメリカなど


[第3部]

■言葉の壁をのりこえろ!

・ただの自動翻訳では客は集まらない!
・翻訳サービスの実際:作業期間・費用感
・サイトの海外対応で必ずぶつかる諸問題をできるだけ低予算で解決する
・テキストを使わないアプローチ



[第4部]

■海外戦略は決済対応が基本!

・地域別決済システムの有利不利・そのキメテ
・各国の決済事情への対応方法
・海外との決済関連の注意点
・低コストで導入できるサービス

など