2018.06.18
特別企画 [PR] Web Designing 2018年8月号
総合力と顧客との深い関わりで 根本からの課題解決 ―株式会社アクアリング―
名古屋に拠点を置き、東京支社と連携しながら活動するアクアリング。「とことん、いいモノをつくる。」を合言葉に、その総合的なクリエイティブ力を通して顧客の課題を根幹から解決することに力を注いでいる。彼らは日頃、どのような思いを持って仕事に取り組んでいるのだろうか。企画室室長/プランナーの吉村卓也氏とディレクターの佐藤直樹氏に話をうかがった。
上流からコミットするビジネスパートナーに
アクアリングは、Webサイトだけでなく、SNSや映像、マーケティング、デジタルコンテンツなど、幅広い領域を手がけている。しかし今の時代、それだけでは強みにはならないと企画室室長/プランナーの吉村卓也氏は言う。
「ワンストップで対応する制作会社は数多くありますが、我々は上流から顧客と付き合い、企業課題を根幹から解決する取り組みをしている点が特長です。それには、本拠地が愛知県・名古屋という点も大きいかもしれません。地元企業は長く深い付き合いをすることが多く、ただの制作会社というよりはビジネスパートナーとして動いています」
同社のクライアントにはBtoB企業も多く、最近ではアジア圏への進出を考えているところも。その支援のため、3年前には子会社「アクアリング・グローバルストラテジー(以下アクアリングGS)」を設立した。
「大学の留学生センターと連携し、高精度なローカライズを実現する会社です。ただ翻訳するだけでなく、コンテンツの内容まで含めたローカライズが可能です」(吉村氏)
もちろん、デザイン力にも自信を持つ。たとえばシヤチハタが運営するスタンプ体験ショップ「シヤチポン」のWebサイトは、アジア発の優れたWebデザインを表彰する「DesignAwards.Asia」において、2017年8月の月間賞を獲得した。これは、ディレクターの佐藤直樹氏が手がけた。
「シヤチポンのコンセプトは『触って遊べるクリエイティブ空間』です。ショップのインスタレーションとWebサイトのデザインを手がけています。サイトでは、スタンプを押す体験の楽しさや知的な印象を表現するようにしました」(佐藤氏)
誰に向けたサイトなのかを考慮したドメイン名選定
先に紹介した2サイトは、共に「.jp」を用いている。
「アクアリングGSは日本に拠点を持つ企業の海外進出を支援するサービスを展開しています。国内に向けて存在をアピールする必要があるので、『.co.jp』を取得しました」(吉村氏)
「シヤチポンのショップには海外からのお客様も多いのと、日本を代表する企業が運営していること、『シヤチポン ドット ジェイピー』という耳馴染みの良さから『.jp』にしました。赤い丸のモチーフは日の丸からも着想し、デザインでも日本企業であることを表現しています」(佐藤氏)
グローバル展開の重要性が増している現代だからこそ、ドメイン名の選定においても、その企業やプロジェクトがどこを向いているものなのかを意識することが重要だという。
愛知を代表するグローバル企業、トヨタグループの環境貢献活動を紹介する「All Toyota Green Wave Project」も同社で手がけた。ここでも同様に「.jp」を用いている。
「国内外に対して日本のトヨタグループの取り組みを知ってもらうという意図があったので『.jp』を採用しています。やはり『.jp』には信頼感がありますから。コーポレートサイトを制作するときには、基本的に『.co.jp』を提案しますね。起業の際に、『.jp』がまだ取得できるものを社名に選ぶという企業もあります」(吉村氏)
最後に吉村氏は、今後の展望について次のように話してくれた。
「かつて名古屋は『クリエイティブが根付かない街』と呼ばれていましたが、我々はモノづくりの会社として、地元のクライアントとともに成長してきました。最近は広告代理店などとも連携し、大手クライアントの仕事も増えています。名古屋界隈はもちろんのこと、全国やアジア圏など幅広く展開していけたらと考えています」(吉村氏)
ローカル発ならではの密なコミュニケーションは、どの地のクライアントにも力強いサポートとなるだろう。
企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)