2018.03.12
ゴミ屋敷掃除はエンターテインメント!? 片付けトントン (片付けサービス)
「片付けトントン」は、YouTubeでゴミ屋敷掃除や掃除ノウハウなどを公開し、約2万5,000人(1月末時点)のチャンネル登録者数を誇る。それだけ大勢を魅了する動画は、どのようにつくられているのだろうか。
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCx9u_-L46feayiuj7wb7-bQ
【Facebook】https://www.facebook.com/kataduketonton/
【Twitter】https://twitter.com/kataduketonton
[ウケた動画は?]→ いつもの作業風景やもともと持つ知識が面白い
片付けトントンは、Web経由の集客強化のため2015年夏頃からWebマーケティングに力を入れ始めた。近くの商工会議所ではちえん先生こと坂田誠さんが開催していた動画講座に参加したのを機に、同年9月からYouTubeも始めることになった。
「坂田先生の講座がなければYouTubeはやっていなかったです。iPodで撮影・編集ができると習ったことで、動画制作のハードルが低く感じられました。最初の1年半くらいは、別のスタッフが、掃除の裏技も盛り込んだコント動画をつくっていました。しかし視聴回数がなかなか伸びないうえ、制作も大変そうで」
そこで、もともと持つ整理収納ノウハウ、掃除風景といった動画の公開を始めた。
「2016年末に大掃除動画を公開したところ、人気ユーチューバーさんも大掃除動画を公開していたため関連動画になって大きな流入があり、手応えを感じ始めました」
[顔出しはすべき?]→ スタッフにファンがつき、指名で依頼が来ることも
2017年1月にゴミ屋敷を掃除する動画を公開すると、さらにバズっていく。他にも掃除ノウハウを紹介するシリーズや、スタッフが視聴者の質問に答えるコーナーなどを展開。スタッフのキャラクターが出るようになり、各自にファンがつくようになった。動画の内容は、みちかさんがほぼ一人で企画している。
「動画につくコメントやSNSでのフィードバックが企画の参考になります。たまたま入っていた汗を拭うシーンに萌えたという方が2人いらしたので、以降は汗を拭うシーンがあれば必ず入れるようにしたり。掃除中の雑談しているシーンと、汚れが落ちる瞬間が喜ばれます」
チャンネル登録者数は2017年1月時点では300人ほどだったが、1年間で2万人を突破した。
「SEOの効果も上がり、Web経由の問い合わせが5~6倍に増えました。◯◯さんに来てほしいと指名で依頼が入ることもあります」