企業のSNS戦略を支えるソーシャルディレクター #2|WD ONLINE

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企業のSNS戦略を支えるソーシャルディレクター #2 ─社会人2年生がエディオンを変えた?!─ 後編

SNSをどう運用をすれば効果を上げられるのか、課題を抱えている企業も少なくないだろう。SNS運用支援を得意とするMindFree社では、「ソーシャルディレクター」という専門職を設け、若い力を積極的に登用している。その仕事ぶり、そしてそこにあるメリットとは。

企業のSNS戦略を支えるソーシャルディレクター #1-社会人2年生がエディオンを変えた?!-前編

STEP 2:あえて「直球」を避けることでユーザーの共感を得る

 

MindFree(株)ソーシャルディレクター
谷口 瑞稀

2015年、MindFreeに入社。学生時代からも日々SNSを使っていたことがきっかけで、MindFreeeではソーシャルメディアマーケティングチームに配属、「SNSを仕事に」する。現在は複数の大手クライアントのFacebook運用を中心に担当。日々の運用では、投稿文章のリライトや画像加工、そして投稿コンテンツの提案や戦略立案、コンサルティングまで手がける。「クライアントと二人三脚」がモットー。ちなみにプライベートではTwitterアカウントを6つ所持。本人曰く、「根っからのツイ廃です(笑)」とのこと。

エディオンのFacebookページはMindFreeが運用支援を開始してすでに4万人以上の「ファン」を獲得していたが、その多くはキャンペーンなどをきっかけとしたユーザーだった。

「エディオンの事業内容や考え方に共感してくれるファンを増やしていくことが大事でした。そのために『いいね!』の獲得に効果があると言われるLA広告(Like AD)※を配信すると同時に、投稿の質を上げることに注力しました」

ここでどんな投稿プランを提案できるかが、ソーシャルディレクターの腕の見せ所とも言える。

「例えば人を紹介する際には、その人の仕事のやりがいをを伝えたり、商品紹介も、製品情報より製品を使った際の体験を紹介するほうが、共感を呼ぶのではないかと考えました。うまくいくかの確証はありませんでしたが、東浦さんの理解と協力もあり、試してみたところ、成功につながりました」(谷口さん)

この提案は功を奏し、1年ほどでエディオンのFacebookは様変わりした。

「この結果により、ユーザーの顔が見えてきました。谷口さんは我々にはない『視点』を持っていると感じます。今後もパートナーとして取り組みを続けていきたいですね」(東浦さん)

社会人経験わずか2年の谷口さんが、大手の課題解決に貢献したことに驚きを感じる読者もいるかもしれないが、実は、彼女のような「SNS世代」が持つ視点こそが、SNSマーケティングの世界では必要とされている。ソーシャルマーケティングに力を入れるMindFreeが谷口さんのような人材を次々と育成するのには、先を見据えた、戦略的な狙いがあるのだ。

LA広告(Like AD)
Facebookページ自体を宣伝するための広告のこと

Case 01│人の紹介では「やりがい」などの感情を実感できるものに
エディオンの投稿には、会社に関わるさまざまな人物が登場する。陸上競技部の投稿 では選手がアメリカで合宿をしていたときの現地の知り合いから、新入社員を紹介する投稿では高校時代の担任などから激励のコメントが届くという。「知り合いから輪が広がってさらに『いいね!』がつくなど、コメント欄で暖かいやりとりが生まれることもあるんです。Facebookには本当に人と人とをつなぐ力があるんだな、と。しかもそれはCMなどのマスではカバーしにくいような、小さく、もろいコミュニケーション。そんな気持ちの橋渡しをするのも、私の大事な仕事だと思っています」(谷口さん)
Case 02│スペックの向こう側にある「体験」を提案する
ECサイトや店舗では、商品の価格やスペックについて全く触れないということは難しいが、Facebookの投稿ではあえてミキサーのサイズや価格などの販促要素を削ぎ落とし、グリーンスムージーのレシピを紹介した。「ダイエットのためにミキサーはどうですか? という内容にしたところ、ユーザーからの反応が多く、「いいね!」の数はその月の投稿の平均値の約2倍、シェア数は2.5倍に上昇しました。結果的にミキサーに関心を持つコメントも多くいただくことができました」(谷口さん)
デジタルマーケティングの知見とクリエイティブの追求を武器にするソリューションカンパニー。なかでも「ソーシャルメディアマーケティング事業」は、SNSを駆使して企業の広報やブランディング、販促活動などを幅広く支援している。

企画協力:マインドフリー株式会社